寒さが続くこの時期の夕餉には、身体も心も温まる鍋が最高だ。料理研究家のきじまりゅうた氏が、お財布にも優しい食材でできる「フンワリ鶏団子鍋」のレシピを紹介する
【材料】(3~4人分)
・鶏ももひき肉……300g
・酒……大さじ1
・卵……1個
・パン粉……大さじ4
・キャベツ……1/3個
・小松菜……大1/2束
・しめじ……1パック
・にんにく……1片
・昆布……10cm
・水……4カップ
・しょうゆ……大さじ3
・みりん……大さじ2と1/2
・酒……大さじ2と1/2
【作り方】
(1)鍋に昆布と分量の水を入れ、昆布がやわらかくなるまでおく。
(2)キャベツはくし形に切って半分の長さに切り、芯は取り除く。小松菜は葉と軸に分け、4cm長さに切る。しめじは石づきを取ってほぐす。にんにくは縦半分に切って芯を除き、半分に切る。
(3)鶏団子のタネを作る。ボウルにひき肉を入れて手でよく練り、酒、卵、パン粉を加えてさらに練る。
(4)(1)の鍋を火にかけ、煮立つ直前に昆布を取り出し、にんにくとしめじを入れ、再び煮立ったらしょうゆ、みりん、酒で調味する。
(5)(3)を一口大に丸めて(4)の鍋に落とし入れ、表面が白っぽくなって火が通ったら、キャベツ、小松菜の軸を順に入れて煮る。全体に火が通ったら小松菜の葉を加えてさっと煮る。
シメは雑炊。ご飯をザルに入れてさっと洗ってぬめりを落とし、残った煮汁で煮て、溶き卵を回し入れて半熟に火を通す。あれば、細ねぎの小口切りをふる。
※週刊ポスト2016年2月12日号