破門

映画化作品|ドラマ化作品

第151回直木賞

破門

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年01月31日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
472
ISBN:
9784041106846

映画化作品|ドラマ化作品

第151回直木賞

破門

  • 著者 黒川 博行
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年01月31日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
472
ISBN:
9784041106846

大好評「疫病神」シリーズ、待望の最新刊!!

映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮は、資金回収のため、関西とマカオを奔走する。巨額の資金をめぐる争いはやがて組同士のトラブルに発展し、桑原にも絶体絶命の危機が! 映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮は、資金回収のため、関西とマカオを奔走する。巨額の資金をめぐる争いはやがて組同士のトラブルに発展し、桑原にも絶体絶命の危機が!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

絶賛の声!!

直木賞選評より

文句がつけようもないほど、スピード感があって面白い。
── 北方謙三氏(選考委員)

もはや職人芸の世界であり、エンターテインメントとして過不足がない。
── 髙村薫氏(選考委員)

スピーディな展開でいっきに読ませる。登場人物のキャラクターと会話のいきいきとして、魅力的なことといったらどうだろう。
── 林真理子氏(選考委員)

漫才のよう、と表現する人もいるだろうが、実際の漫才で、これほど多重に練り込まれたやりとりを私は耳にしたことがない。
── 東野圭吾氏(選考委員)

ここ十年でいちばん愉快で愛嬌のある小説
── 宮部みゆき氏(選考委員)

書評家からも、賞賛の声

ミステリ史上最凶のコンビといえば、本作のふたり。その基盤となる設定をひっくり返した、大胆極まりない作品だ。
── 千街晶之氏(ミステリ評論家・「本の旅人」2014年2月号)

スピーディーな展開、炸裂するバイオレンスに読者は我を忘れるだろう。
── 中辻理夫氏(文芸評論家・「週刊実話」2014年6月5日号) 


「疫病神」シリーズ紹介







プロモーションムービー

直木賞受賞 黒川博行氏受賞インタビュー

「破門」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 第151回直木賞受賞作。 桑原と二宮の疫病神コンビが 交わす大阪弁がよく、ヤクザの 会話をうまく描写している。 物語は、疫病神コンビが 映画出資の詐欺にあい、それが ヤクザの争いへと発展するのだが… 特徴的なの 第151回直木賞受賞作。 桑原と二宮の疫病神コンビが 交わす大阪弁がよく、ヤクザの 会話をうまく描写している。 物語は、疫病神コンビが 映画出資の詐欺にあい、それが ヤクザの争いへと発展するのだが… 特徴的なのは、コンビの会話が 延々と続き、それが全編に軟らかい 雰囲気を醸し出している。あまり 心に残る話ではないが、この 雰囲気は記憶に残る…大阪の 裏がうまく描写されている本だった。 …続きを読む
    遥かなる想い
    2014年08月17日
    483人がナイス!しています
  • ストーリーは勿論、どこか漫才のような掛け合いは本当に楽しかった。久しぶりにワクワクした。途中までは。後半になるにつれ、逃げられ捕まえまた逃げられて、この繰り返しに少し飽きる。極道物というよりはコンゲー ストーリーは勿論、どこか漫才のような掛け合いは本当に楽しかった。久しぶりにワクワクした。途中までは。後半になるにつれ、逃げられ捕まえまた逃げられて、この繰り返しに少し飽きる。極道物というよりはコンゲーム的題材なのでやはり最後はどんでん返し、大逆転で決めてほしかった。この展開と結末がリアルと言えばリアルなのだろうけど。ビカレスクロマンには必須のカタルシスが感じられず不満は残る。それはともかく私も会話が大阪弁になってしまった。ご注意を。大阪弁は伝染する(笑) …続きを読む
    サム・ミイラ
    2014年09月27日
    387人がナイス!しています
  • 今回も相変わらずの桑原と二宮で楽しませてもらいました。会話中心の小説ってのは意外と少ないので貴重です。ギャンブルが好きだったらもっと楽しめたかもしれないとも思いましたが、それ以上に桑原と二宮にも大きな 今回も相変わらずの桑原と二宮で楽しませてもらいました。会話中心の小説ってのは意外と少ないので貴重です。ギャンブルが好きだったらもっと楽しめたかもしれないとも思いましたが、それ以上に桑原と二宮にも大きな大きな転換期が訪れ、この先益々目が離せないと思いました。 …続きを読む
    ehirano1
    2022年01月22日
    299人がナイス!しています

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著者紹介

写真:黒川博行(くろかわ・ひろゆき)

黒川博行(くろかわ・ひろゆき)

1949年3月4日愛媛県今治市生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年、『破門』で第151回直木三十五賞を受賞。他の著作に、『悪果』『繚乱』『離れ折紙』『後妻業』『勁草』など。   
★「疫病神」シリーズ 『疫病神』『国境』『暗礁』『螻蛄』『破門』

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