クリスマスも今日明日が本番。街はイルミネーションで彩られ、自宅でもツリーに電飾を付けたりキャンドルを灯したりして楽しむ人が増える。部屋が美しい光で彩られると気持ちまで明るくなるものだが、気をつけておきたいのが「火事」だ。
2010年には、宮城県仙台市のイルミネーション「光のページェント」で配電盤火災が起こり、点灯が数日間中止されたことがあるし、去年のクリスマスには、キャンドルの消し忘れが原因の火災が兵庫県宝塚市で起きている。空気が乾燥している冬は、一度発火すると火の回りが早いため大惨事になる恐れがあり、注意が必要だ。
静岡県内の消防署に勤めるKさんによると、
とのことだった。消防庁のデータでも、灯火(ランプやキャンドル)による火災は全体の約2%と少ない。とはいえ、部屋の中で火を扱うわけだから、細心の注意を払う必要はあるだろう。
ちなみに、冬期の火事の原因の多くは暖房器具によるものだ。特にストーブ系の暖房器具は、直接火を扱うだけにその危険度は高い。住宅防火対策推進協議会のホームページ(http://www.jubo.go.jp/)を参考に気を付けるべきポイントを挙げてみよう。
さきほどのKさんによると、最近は電気ストーブによる火災も増えているという。
寒くなると、就寝時に暖房器具を付けっぱなしにするという家庭も増えるが、それがまさに火事の大きな原因のひとつになっているようだ。いつも使っているから大丈夫、という気のゆるみこそが、火事につながる。就寝前にあらかじめ寝室を暖めておく、就寝時には火の出ないエアコンなどの暖房器具を使うなど、火事にならないような対策を日ごろから心掛けておく必要がありそうだ。