消臭、撥水、目隠し…この春カーテンを選ぶなら機能性にも注目

画像提供：株式会社サンゲツ

引越しを機に、また新しい季節にあわせてこカーテンを選ぼう、なんて人も多そうですが、いまやカーテンは、インテリアとしてのデザインだけでなく、その機能性も重要視されるようになっているんです。

最近のカーテンはどのような”機能”を備えているのか、インテリアの専門商社である株式会社サンゲツの広報担当・溝部順さんにお話を伺いました。

「カーテンは吊るすだけでも、保温性や遮光性が高まりますが、防炎、遮光、防汚、防カビなど多様な機能性を備えたものもあります」

ほかにも消臭や撥水（はっすい）、家庭用洗濯機で丸洗いできるウォッシャブルタイプなど、さまざまなカーテンが誕生しているそう。これだけあると選ぶのに迷ってしまいそうですが、特に人気のあるのはどんなタイプなのでしょうか。

「最近は、ミラー調レースが人気ですね。外から部屋の中がほとんど覗けないのに、採光は従来のものと比べて遜色ありません。また、紫外線を従来品の10～20％カットするので、家具や畳などの日焼けの軽減にもつながり、さらに繊維が太陽光を反射し、遮光効果も得ることができます」

夏場の省エネにも貢献し、住まう人のプライバシーや家具などのインテリアも守り、部屋も明るい。カーテンひとつでここまで住環境に影響するなんて、カーテン選びは大事ですね。このカーテンを開発するきっかけはなんだったのでしょう。

「海外と違って、日本の住宅事情ではカーテンを閉めないとプライバシーを守りにくいケースがあります。必然的に日中はレースカーテン、夜間は布地の厚いカーテンになります。私どもが扱っているこのレースカーテンは、日中にプライバシーを守りながら、光を採り入れることができるアイテムとしてご好評をいただいております」

せっかく日当たりのよい部屋に住んでいても、カーテンを閉めるとその恩恵にあずかれないなんてこともありそうな話。それを解消できるカーテンがあるのはうれしいですね。

進化し続ける機能性カーテン。その特徴を理解した上で、自分の好みにあったものが見つかれば、暮らしもグッと楽しくなりそうです。