沖高専3人全国一 ICTビジネスモデル発表会


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ICTビジネスモデル発表会で総務大臣賞を受賞した沖縄工業高等専門学校の(前列左から)呉屋愛恵さん、金城樹里さん、外間ルイさんと指導した正木忠勝教授(後列)=名護市の沖縄工業高等専門学校

 【名護】16、17の両日に東京都内で開かれた情報通信技術(ICT)を活用した商品開発やビジネスモデルを競う全国大会「ICTビジネスモデル発見&発表会」に出場した沖縄工業高等専門学校の1年生3人が、学生部門の最高賞に当たる「総務大臣賞」「キャンパス大賞」を受賞した。

 受賞したのは金城樹里さん(16)、呉屋愛恵(まなえ)さん(同)、外間ルイさん(同)。電波の受信で距離などの情報を収集できるビーコンを修学旅行に活用し、点呼をスムーズにしたり、はぐれたメンバーを早く察知したりするアプリのマーケティングモデルを提案した。
 発表会では、学生や会社の社長などの役になりきり紹介した。高専生から大学院生までが出場した学生部門の11組の中から、最年少の金城さんらのチームが見事大賞に選ばれた。
 金城さんは「ミスなく完璧にできた。先輩や先生たちのサポートのおかげ」と語った。呉屋さんは「世界を視野に入れた技術を提案できるようになりたい」と意気込んだ。外間さんは「将来的には商品の開発から取り組みたい」と話した。