連載 | #1 つぼみが覗くカメラの向こう側☆

AV女優つぼみ×性格良し子ちゃん特別対談 一番エロい女の子は……?

AV女優つぼみ×性格良し子ちゃん特別対談 一番エロい女の子は……?
AV女優つぼみ×性格良し子ちゃん特別対談 一番エロい女の子は……?

つぼみさん 写真は7月からはじまるカメラ連載のための拠点@KAI-YOUオフィス

日々めまぐるしい変化を続けるカルチャーシーンで革新を起こしている人や、その前線に立ってきた人を迎えての「KAI-YOU.net」連載企画。

今回はアダルトビデオ、通称“AV”の世界で約8年以上にわたって活動する、累計1000本の作品に出演してきたAV女優のつぼみさんによる連載の初回特別対談企画をお送りする。

お相手に、日本初の性格推しメーカー・性格良し子ちゃんの代表を務めるターボ向後さんを迎えての対談を展開。

性格良し子ちゃんは、性格の良い女優さんのAVの制作や、PUNPEEさん、アカシック禁断の多数決といったアーティストのMVも制作する、多方面から注目のAVレーベル。また、向後さんは現在、つぼみさんのオフィシャルサイト制作や動画企画などにも携わっている。

撮る側と撮られる側が感じてきた、ここ10年におけるアダルトビデオの時代の流れや、つぼみさんがどんな思いで、どんな感覚で撮影に臨んできたのか。今年で9年目となる活動の中で感じてきた葛藤や発見を、そしてターボ向後さんから見たつぼみさんの魅力を通して、長きにわたって愛され続けてきた理由に迫った。

さらには、ターボ向後さんが考える一番エロいアダルトビデオとは何なのか。アダルトビデオが迎えた転換期や自身の制作に対する深いこだわりについても語っていただいた。

これを読めば、つぼみさんやあなたのアダルトビデオへの見方、価値観が一変するかもしれない。


ちなみに次回からは、つぼみさんとターボ向後さんによる一眼レフカメラ連載企画を開始。つぼみさんが映し出す写真から、彼女の知られざる一面を感じ取っていただければ幸いだ。

一眼レフ初心者のつぼみさんが、ターボ向後さんに教わりながら成長していく過程もお伝えしていくので、一眼レフカメラに関する有益なテクニックなども提供できる連載になる予定。

(取材・文/よしだゆうや)
(撮影/ターボ向後)

なに、この素人みたいな人?

ターボ向後さん

──女優さんと監督として長きにわたって最前線に立っているお二人ですが、その出会いはどのようなものだったのでしょうか?

ターボ向後 今から6年程前に、kawaii*さんからつぼみさんのスチール撮影の依頼をされたのが出会いでした。その頃のつぼみさんは、すでに女優さんになってから3年は経過してたと思うんですけど、その時の感想が「なにこの素人みたいな人?」だったんですよ(笑)。

つぼみ 今は9年目なのでさすがにないんですけど、たしかに3、4年目くらいまでは共演する後輩に「大丈夫? 緊張してる?」って声かけてもらったり、心配されることが多かったです(笑)。

ターボ向後 普通3年もやってれば撮影にも慣れてきて、「こうやればいいんでしょ?」みたいな感覚が身に付いて、いわゆるプロになってくるもんなんですよ。しかも前々からつぼみさんのことは「すごい子がいるよ」って聞いていて、どれだけすごい子なんだろうって期待もしてました。

でも実際に会ってみると、本当に右も左もわかってないような感じで、違う意味で今時こういう子はすごいなって思いました。

最初の専属が終わったら辞めるつもりだった

ターボ向後 実際この仕事をはじめられた当時はどんな感じだったんですか?

つぼみ 最初の1年間はカメラも現場もなにもかもがとにかく怖かったです。撮影とか説明されても何が起きるかわからないじゃないですか? それがすごく不安でした。

ターボ向後 そうですよね。いきなり今から3Pやるよとか、これからオナニーして30秒後にイクよとか言われても戸惑いますよね(笑)。

つぼみ スタッフさんは、「何かあったらすぐに言ってね、大丈夫だからね」ってすごく優しくしてくれるのに、撮影がはじまった途端に他人みたいな顔をして冷たくなるんですよ!

ターボ向後 それは僕たち監督のズルいテクニックの1つで、最初はお姫様みたいに接して、いざ本番になったら放置することで、女優さんのよりリアルで良い表情が撮れることがあるからなんですよ(笑)。

つぼみ そうだったんですね…。最初はそういう周りのオンとオフの差についていけなくて、しばらくは慣れませんでした。

ターボ向後 じゃあ最初はあんまり楽しくなかったんですね。それがどの時点を境にこの仕事を面白く感じるようになったんですか?

つぼみ この仕事をはじめて1年半くらい経過しても、まだ現場の雰囲気に慣れなくて、本当は最初の専属だったS1さんの契約が終わったら辞めようと思ってたんです。

でもその一方で慣れない状態が続いてるだけで辞めてしまうのも悔しいという気持ちもあって、辞めようか続けるか、すごく葛藤していました。でも直感的になんですけど、気持ちのどこかで、このあと絶対に楽しいと思える日がくるような気がしてきたんですよ。

それを体験しないまま辞めるのは1年もやってきた意味がなくなるし、もったいない。何よりそれってすごく寂しいことだと思って、もう一度続けようと決心しました。

カメラの向こう側にいる人の存在を意識できた

2007年の経歴2年目に出演した作品

ターボ向後 それで続けてみて面白いと思える時はきたんですか?

つぼみ 実は私、2つ目の笠倉出版社さんと専属契約するまで、どんな人が自分のAVを見てくれてるのかわからなかったし、本当に見てくれてる人自体がいるのかなって不安だったんです。

でも笠倉出版社さんになってはじめてイベントをやらせてもらった時に、来場者の人に「あ、つぼみちゃんだ!」とか言われて、そこではじめてちゃんと見てくれてる人がいることを知りました。

それからは、撮影の時はカメラの向こう側にいる人を意識できるようになって、楽しいというよりすごく気持ちが楽になりました。

ターボ向後 女優さんがよく陥ってしまうのがその点で、自分が撮られてることだけに意識が向いてると、「なんで私こんなことやってるんだろう?」って思うようになってしまって、そのまま女優を辞めてしまう方がほとんどです。

だから、カメラが間に介在してるけど、撮られることで向こう側の人とつながってるという感覚を持つのはすごく重要なことだと思います。つぼみさんの場合は、ファンと直接触れ合ったことでその感覚を持てたんですよね。

つぼみ そうですね。その後専属契約を終えて企画単体女優として活動するようになって、割とハードな作品の出演が増えたんですけど、その感覚を持てたから今でも気軽に続けられているんだと思います。

性的な趣向を話せない人はたくさんいる

ターボ向後 ハードな作品(笑)(笑)(笑)。じゃあいきなりですけど、これはちょっとハード過ぎたとか、変だなって思った撮影を教えてもらっていいですか?

つぼみ 髪を洗われる役。

──髪を洗われる!?

つぼみ 私は何もしなくて、ただひたすらシャンプーをされてるんですよ。たまに「暖かい、シャンプー気持ちいい」とか言ったりするのを10分間くらい続けて、最後にお風呂に入る時に擦り付けて発射するみたいな(笑)。

──Oh……。

ターボ向後 世の中には色んなフェチの人がいるんですよ。たとえば女性が裸でひたすらタバコを吸ってるだけとか、鼻くそをほじってるだけの作品とか。

やっぱりこういうフェチって彼女とか奥さんに言えないじゃないですか。性的な趣向を身近に話せない人はたくさんいて、AVのファンの人たちって恐らくそういう人たちなんだと思います。

実際の場面では言えないけど、ビデオの中だったら女優さんがしてくれる。女優さんは、周りに言えない隠れた願望を満たしてくれるんですよ。

つぼみさんのいいところって、こんな変わった行為に対してもお仕事をしてる感覚がないというか、毎回新鮮な気持ちで身を委ねてやってること。何度も言いますが普通は慣れてきて、業務的な作業になったり、ある程度できあがった演技になるもんなんです。

お仕事でエッチなことをする時って、スイッチが入ったりしないんですか? つぼみ スイッチが切り替わるような感覚はないですね。特別なことをしてる感覚もないし、しいて言うなら冒険しているような感じです。

冒険にいくと、私思い込みが強いのか、だんだんと自分もそういう性癖な気がしてくるんですよ(笑)。たとえばさっきの髪の毛の撮影だったら、最初は変だと思いながらも、進んでいくうちに、「あ、髪の毛いいかも」という感覚になってきて、気持ちが高ぶってくるんです。

ターボ向後 それがすごいですよね。普通はそうはならないですよ。つぼみさんが身を委ねてノリノリでやってくれるのって、カメラの向こう側に人がいる感覚を持てたからなんですかね。

つぼみ どうなんでしょう。でもきっと私が本気で興奮してることがカメラの向こう側にいる人にも伝わって、相手もその私を見て本気で興奮してくれてるんだと思います。これって1つのコミュニケーションのように感じていて、素敵なことだと思います。

ターボ向後 相手の男優さんではなくて、カメラの向こう側にいる人、つまりビデオを見ている不特定多数の人に向けて撮影されてるってことですか? たとえば歌手の方がステージで歌う時、会場いる全員に向けて歌を届けるような。

つぼみ うーん… 少し難しいんですけど、イメージとしては私とあなた、1対1の関係だと思って欲しい気持ちはすごくあります。だから見てくれてる人には自分が主人公のような感覚を持ってくれると嬉しいです。

大型機材から小型機材への変化

ターボ向後 つぼみさんはイベントでファンの方と触れたことがきっかけで、カメラの向こう側にいる人を意識するようになりましたよね。それは恐らく、機材の変化の影響も強いと思います。

実はAVの最盛期と言われている80年代後半くらいまでは「ベーカム」という、もの凄く大きな業務用カメラで撮ってたんですよ。

つぼみ 私が女優になった最初の方も「ベーカム」を使ってたこともありました。周りに機材や人がたくさんいて、すごく緊張してた記憶があります。

ターボ向後 そうなんですよ。「ベーカム」の時は近くに照明さんがいたり音声さんがいたり、周りにたくさんのスタッフさんがいるような状態で、AVもいわゆるポルノ映画のような方法でつくられていました。要は映画と同じなので、お芝居の世界なんですよ。

でもずっと「ベーカム」を使って映画のような撮り方をしてると、どうしても女優さんも男優さんも本当に興奮できなかったりして、演技頼りになってきます。そうすると演技に上手い下手がでてきて、だんだんと視聴者も「男優と女優の絡みって演技臭くて面白くないな」って感じるようになってきたんです。

そこで85年くらいから、一般の人が使ってるような「Hi8」という小さな家庭用カメラが登場しました。「Hi8」みたいに誰でも気軽に片手で持ちながら撮影できるようになったのは、AVの歴史の中でも間違いなく大きな転換点です。それで何が起きたかというと、本当に女優さんのことを好きな人が、実際にセックスしてその様子を撮影したらどうなるのか? という発想がでてきたんです。

男優さんじゃなくても、本当にセックスしたいと思ってる人にカメラを持たせれば、周りに照明さんも音声さんもいないので、女優さんはその人と1対1の親密な関係性が築けるようになるわけです。

この究極の形が「ハメ撮り」というジャンルの作品で、男優さんと女優さんの興奮をよりダイレクトに届けやすくなりました。

つぼみ たしかに「ハメ撮り」の時は、相手が素人さんの場合が多くて、普段の撮影よりも私に興奮してくれてるって気持ちを強く感じるので、「私も頑張らなきゃ」みたいな気持ちになってお互いに探りながらやってますね。

特に筆下ろしの時は相手の方をすごく意識できるようになったので、いつも以上に緊張するようになりました。

相手は童貞で素人の方なので、もの凄く緊張されてるんです。でも私も人見知りで緊張してるので、まずはお互いに会話をすることからはじめて、ゆっくりと時間をかけながら1から10まで共同作業のように進めていくんです。

だから最後の瞬間なんかは「うおお!!!」ってテンションがあがって、いつもすごく感動しますね(笑)。

予定調和だったら100点満点しか取れない

──ターボ向後さんにおうかがいしたいんですけど、映像を撮る時に意識されてることってありますか?

ターボ向後 僕は女優さんとの関係性ですね。一般的なAVの撮り方って「オナニー」「セックス」「3Pセックス」みたいに、最初から企画書で決められたプロセス通りに進めるんですよ。

でも僕は女の子って変な生き物だと思っていて、その日によって気分が違うと思います。その日は「フェラチオしかしたくないんです」っていう女の子も実は結構いて、できるだけ女の子に合わせたい。

AVの元を辿ると、カメラを持ってエロいことをすれば何か面白い出来事が起こるかもしれない。つまり映画の台本にはない、何が起きるかわからない偶然性即興性からはじまってるんですよ。だから女の子の欲求を満たしてあげるんじゃなくて、偶然に身を任せることで一番エロチックな作品がつくれると思っています。

予定調和だったら100点満点しか取れない

──それは女優さんにすべてを任せてしまうわけですよね。向後さんが期待してるような映像が毎回撮れることはないんじゃないですか?

ターボ向後 その通りです。作品としてとても使えないような場合もあります。たとえばその子が「やりたくないです」って延々と泣いてる場面だけを30分間撮り続けたこともあって、相手から怒られて、仕事を切られることだってたくさん経験してきました。

撮る側もやっぱりそれなりのリスクを背負う必要がある。だけど僕はそれでも企画のような予定調和な作品はつくりたくありません。イギリスの音楽家のブライアン・イーノが「ゴミみたいな作品ができることもあるけれど、その関係性の中に自分を委ねたら200点の作品ができることもあるんだ」というような言葉を残していて、まさに僕もそう思います。予定調和だったら最高で100点満点にしかならない

ゴミになるのか、面白いものになるのか。あえて自分を何が起きるかわからない状況にして、その駆け引きを楽しむことがAVの一番の醍醐味だと思います。

だんだんとノリノリになってきちゃう

──つぼみさんはどうですか? 最初から決まってた方がやりやすくないですか?

つぼみ そうですね。正直言うとその方が楽です。基本人見知りだし、受け身な部分があるので、全部任されてしまうと困ってしまいます。でも困るのも嫌いじゃないんですよ(笑)。

作品によってはそんなに企画が固まってなくて「つぼみちゃんならできるよね?」みたいな感じで私に投げられる時もあって、そういう時はやっぱり「えー、どうしよう」ってなっちゃいます(笑)。

しかも複数の共演者がいる時って、私はもう何年も経験してるからスタッフさんも特に気を使ってくれないんですよ。そうするとさらに不安になってくるんですけど、一方でその不安定な感じを楽しんでる私もいて、なぜかだんだんとノリノリになってきちゃうんですよ(笑)。

ターボ向後 要はプライベートと仕事の境界がなくなって、感情が爆発する瞬間こそが一番リアルな感情がむき出しになって面白いんですよ。

それはすごく難しいことなんですけど、僕がやってる性格良し子ちゃんでつくってる作品も、その瞬間を映すことだけに注力していて、性格の良い女の子に2、3日ずっと密着し続けて、そこで撮った自然なエッチな姿を収めています。

性格の良い女の子のセックスが一番エロい

性格良し子ちゃん008 featuring 川仲ことみチャン
──性格良し子ちゃんは今までになかった少し変わったレーベルですが、なんではじめたんですか?

ターボ向後 僕はこの業界のAD歴が長くて、昔からいろんな監督や男優の人に「今日の撮影どうでしたか?」って聞くと、大体「イマイチだった… やっぱり性格のいい子が一番楽しい。おっぱいとか脚とかスタイルの問題じゃないよ」って言うわけですよ(笑)。

僕もまさにずっとそう思ってきて、性格の良い女の子のセックスが一番エロいんですよ。あとこれはコンプレックスでもあるんですけど、僕にはフェチっていうものがないんです。

ずっとAVの仕事をしてきたけど、一体僕はエロの何が好きなんだって自問自答してしまう時期もあったくらいフェチがありません。それで最終的にたどり着いたのが、女の子の気質という部分で、性格の良い女の子が本来持っている感情を撮りたいと思うようになりました。

AVでは見せられないつぼみさんを発信したい

──2013年末に開設されたつぼみさんのオフィシャルサイトでは、エロチックではないですが、つぼみさんのリアルな感情が見られる映像コンテンツがたくさん更新されてますよね。

ターボ向後 実はつぼみさんのオフィシャルサイトをつくったのは僕なんですけど、なんでつくったかというと、さっきの話に戻ってしまうんですけど、つぼみさんは偶然性に乗ってくれる人なんですね。

たとえば「はい、今からこれつくって」って言うと、それが何なのかわからなくても一生懸命取り組んでくれるし、AVの撮影にしても、戸惑いながらも9年間にわたって毎回新鮮なセックスを見せてくれる。

僕はつぼみさんのこういう魅力を、AV以外のコンテンツで発信する場がつくりたくて、サイダーを飲んでるだけの映像シリーズをつくったりしました(笑)。

ほかにも、星野源さんの楽曲を歌ってもらったり、3Dデータを配布したり、無茶ぶりじゃないですけど、テーマだけ放り投げたら、あとは「君、こんな反応しちゃうのかよ!」みたいな、想像を超える内容に仕上げてくれるので、そんな普段じゃ見せられないつぼみさんの隠れた一面を見せたいですね。

だってみなさんつぼみさんはただの良い子だって思ってるでしょ(笑)。絶対本当はブラックですよ!
つぼみオフィシャルFACEBOOK新MOVIEシリーズ「つぼみさいだー」スタート!! - YouTube
つぼみ そんなことないですよ(笑)。でもたしかに周りにはいい人だと思われてる部分はあるみたいなので、悪い人になってみたい気持ちはあります。たとえば好きな人がいて、その好きな人は別の人が好きで、みたいな沸々とした黒い気持ちをAVで出してみたいですね(笑)。

ターボ向後 要は嫉妬ですね(笑)

つぼみ 好きな人に意地悪してみたい感じに近いかもしれません(笑)。

ターボ向後 でも現状のAVだと、女優さんのこういう本心を直結させるのは難しいんですよね。でもオフィシャルサイトでは、今つぼみさんが言ったようなAVでは見せられない黒い部分だったり彼女の新しい魅力を、ファンの人を含めて、つぼみさんのことを知らない人に届けられたらいいですね。 ──来月からはじまるつぼみさんのカメラ連載も面白そうですよね。

ターボ向後 そうですね。写真は文章と違ってイメージで一発撮りするので、言葉では表現できないその人の思いが偶然入ることがあるんですよ。面白い人が写真や映像を撮ると面白い作品ができるのは、その人の面白い感性だったり人間性が無意識に入る込むからです。

つぼみさんはとても面白い人だから絶対に面白い写真を撮ってくれると思います。「うわ、この人こんな可愛い顔して、実はこんなこと考えてるんだ」みたいな(笑)。色んな意味でつぼみさんの撮る写真が楽しみです。

──撮ってみたいものとかありますか?

つぼみ 桜井あいさんという女優さんを撮影してみたいです。私は普段本当に喋らないんですけど、とある15人くらいの女優さんとの撮影で1人でポツンといたら、すごいイケイケな感じの桜井さんがふと話しかけてくれたんですよ。「つぼみちゃん人見知りなの?」って声をかけてくれて、そのまま「次の現場まで一緒に行こう」って言ってくれて、その時すごく胸がキュンとしました。

桜井さんはドSキャラなんですけど、カメラが回ってない時も素人の参加者の方にドSっぷりを見せつける程で、それなのにすっごく優しくしてくれて、それ以来ずっと気になっています(笑)。

ターボ向後 そのドSの桜井さんをつぼみさんが撮ったらどうなるんでしょうね。もしかしたら真逆の乙女チックに撮るかもしれないし、実はすごく嫌な感じで撮るかもしれない(笑)。早速良い候補がでましたね。

もちろん僕も撮影のテクニックとか初歩的な知識は教えていきますけど、最終的にはつぼみさんの感性にすべてを任せてしまえば間違いなく面白い写真が撮れると思います。

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つぼみが覗くカメラの向こう側☆

普段は撮られることの多いAV女優のつぼみさん。そんなつぼみさんが、普段ではあり得ない自分でカメラを持ってさまざまな景色を撮影していきます。 その第1弾として、AVメーカー・性格良し子ちゃんを手がける映像作家のターボ向後さんと撮影。アダルトビデオとしてカメラで「撮られている」つぼみさんは、その映像を見ている我々のことをどう思っているのか? また、どのような考え方や意識で撮られているのか、一方で、AV監督としてつぼみさんを見てきたターボ向後さんは、つぼみさんをどのような女優に見えているのか。 AVの制作に関わる監督と女優という視点から語られる言葉によって、あなたのAVへの価値観が変わる大人気の対談記事です。 「辞めようか続けるか、すごく葛藤していました。でも直感的になんですけど、気持ちのどこかで、このあと絶対に楽しいと思える日がくるような気がしてきたんですよ。」 そう語るつぼみさんが、その後の数年で見えてきたAVの魅力とは? 他にも、池袋にある水族館「サンシャイン水族館」で開催中の、毒を持つ生き物の展示会「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展) ~毒を持つ生き物~」への潜入取材や、「池袋ハロウィンコスプレフェス2014」でいろんなコスプレイヤーさんとつぼみさんが触れ合うなど、一押しの企画が目白押しです!

関連キーフレーズ

つぼみ

AV女優

1987年、山口県生まれ。これまで、ロリータ系セクシー女優として数々の作品に出演。その独特な存在感から“永遠の処女”との呼び声高く、並び得るもののない不動の人気を誇っている。その出演数は、1000作品を超えている。2013年には自身の全身像の3Dデータを無料配布して話題に。趣味はファンシーグッズ収集。
つぼみ(@tsubomi1225)

ターボ向後

映像作家

V&Rプランニング→シネマジック→h.m.pと老舗AVメーカーにてSEXと映像制作を学び、晴れて独立。その後はHMJM他、ありとあらゆるメーカーのパッケージスチール&デザイン、Webサイト制作を担当。2011年日本初の性格推しAVレーベル「性格良し子ちゃん」をスタート。素人童貞。まーどぅー&Bloom Twins推し。
性格良し子ちゃん(@seikakuyoshiko)

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