東京にも木材の採れる山があるのをご存じだろうか。その山から伐り出した木材を使って、スプーンや箸、バターナイフなど、彫刻刀などを使ってカトラリーを手づくりできるキットがある。今回は、この東京の山の木を使った製品を販売するブランドKINO(キノ)を運営するbudoriに話を伺った。
まず最初に、東京の木の現状について教えていただいた。
なるほど、日本の住宅は古くから木造建築がメインだ。高度成長期のときには、住宅を含む多くの木造建築物が建てられたであろう。国産材では供給がおいつかず木材の輸入自由化をしていった結果、使用される木材はより安い外国産にながれ、国産材の需要は減っていったというわけだ。
そして、KINOを立ち上げたきっかけについて、こう続けてくれた。
では、KINOが展開している、さじ・はし・バターナイフをつくれる『つくるキット』はどのようにつくられているのだろうか?
さらに今後は、「“子どもに伝える”ということに、もっと力を入れたい」とのこと。さまざまな思いのこもった、手づくりカラトリー。木のぬくもりを感じながら身近な道具を手づくりすることで、将来環境問題について考え、モノを大切にする子どもたちが増えるきっかけにつながるかもしれない。