住まいの雑学
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2014年3月15日 (土)

料理ジャンル別、植えれば育つ、簡単&手軽な家庭菜園のススメ!

プチトマトはお手軽に育てられるそうです(画像提供:Q-GARDEN)
画像提供:Q-GARDEN

春になったら野菜や草花を育てたい…と考えている人は多いはず。春野菜を育てるなら、3月ごろが種まきシーズンと言われる。そこで、庭の片隅やベランダで野菜を育ててみたいけれど、どんな種類のものを選べばいいか悩む…という「家庭菜園初心者」の方に、今回は料理のジャンル別に簡単に育つ野菜をご紹介したい。お話を伺ったのは、Q-GARDENの小島さんだ。

■イタリア料理編

「イタリアンによく使うのはハーブ類。ベランダで育てておけば、好きなときに使いたい量を収穫できるので便利です。例えばオレガノやイタリアンパセリ、ローズマリーは、一度植えれば長年育てることができます。バジルも料理に使いやすくおすすめですよ。ハーブ以外ではプチトマトが手軽。日なたで育てれば、大抵実がなると思います」

■中華料理編

「まず、室内でも育てることができるものとしてモヤシがおすすめ。大豆モヤシや豆苗、スプラウト(ブロッコリー・カイワレダイコンなど)と種類も色々あります。また、害虫がつきにくい品種としてトウガラシやニラがあります。ナスも、初心者でも育てやすく料理に活躍するのでいいですね」

■エスニック料理編

「エスニック料理でも、ハーブ類が活躍します。コリアンダー、レモングラス、ミントなどですね。例えばレモングラスは寒さに弱いですが、夏の間は放置しておいてOK。春~秋の間、何度でも収穫できます。ミントは、増えすぎて困るほどよく育つので、逆に注意が必要です。その他、ピーマンやジャガイモもおすすめ。ジャガイモなら子どもでも育てられるので、お子さんと一緒に植えて収穫まで楽しむのもいいかもしれません」

■日本料理編

「薬味として活躍してくれるのが、万能ネギやシソ。少量ずつ収穫できるので特に夏には重宝します。また、ミズナやシュンギク、カブもおすすめです。種から育てることになりますが、初心者でも育てやすい品種ですし、シュンギクは害虫がつきにくいです」

例えばハーブ類の場合、フレッシュハーブは欲しいときにスーパーで手に入らないこともあるので、育てておくと便利だし、食べる分だけ収穫できるというのが何よりの魅力。冷蔵庫に放置して傷んでしまうという心配もない。ちなみに、種をまくか苗から育てるか、迷う方もいるかもしれないので、その辺についても教えていただいた。

「初心者の方の場合、苗から始めるのをおすすめします。理由としては、種から苗くらいの大きさになるまでが、一番手間がかかるんですね。ですので、その状態のものを購入して、そこから始めたほうが楽なんです。また、種の場合は一袋に沢山入っているので、沢山育てたい場合は適していますが、少しでいい場合には使い切れなくなってしまいます」

もし種から育てる品種の場合は、間引きを3回ほどして、しっかり日に当ててあげることが必要なのだとか。

「とれたての味は家庭菜園ならでは!」と魅力を語ってくれた小島さん。春に向けて、今からぜひ準備を始めてみてはいかがだろうか。

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