名前を聞いたことがあっても、食べ方が分からない珍しい野菜。店頭で見かけて気になっても、買うのに躊躇してしまうという人は多いのではないだろうか。そこで今回は、珍しい外国産の野菜の特徴や食べ方について『高木農園』に話を伺った。
<アイスプラント>
マスコミなどでも話題の機能性野菜。南アフリカ原産の多肉植物で、みずみずしく、プチプチとした食感が特徴です。土壌からミネラル分を吸収する吸塩植物で、ほんのり塩味がします。独特の食感を活かしたサラダや天ぷらがおすすめ。
<ロマネスコ>
カリフラワーとブロッコリーをかけあわせたもの(諸説あり)。花蕾は幾何学的な渦巻きがいくつも重なる形状で、黄緑色になります。カリフラワーと比べて甘みが強く、クセがないため、サラダ、スープ、グラタン、シチューなどに適しています。
<アーティチョーク>
キク科の多年草で、草丈は1~2mになります。開花は6~9月で、花色は淡紫色、発芽適温は20℃~30℃。食べられるのは若いつぼみの部分で、大きさは10cm前後になります。茹でてガクを1枚ずつはがし、歯でしごいて食べましょう。葉は煎じると強壮、便秘、消化促進に良いとされています。
<ルバーブ>
多年性の宿根草で、形状はフキに似て、葉は大きく、葉柄も長大で、30cmぐらいに伸びます。特に冷涼で排水が良く有機質を多く含んだ埴壌土または壌土が、栽培には適しています。多少の酸味と一種の独特の香味のある柔軟多汁な茎は、ジャムやパイなどに向いています。葉はシュウ酸を含むので食べません。
スーパーなどでこれらの野菜を見かけたら、是非一度購入して調理に挑戦してみては?