本日9月18日は、8を横にして下に1を書くとカイワレ大根の芽を想起させることから「カイワレ大根の日」とされている。1986年、日本かいわれ協会(現・日本スプラウト協会)が、カイワレ大根にもっと親しんでもらうことを目的に提唱している記念日だ。
カイワレ大根は、ビタミンCやカロテン、ミネラルといった栄養素を豊富に含んでいることでも知られ、スッキリとした辛みが特徴。サラダなどの料理で見かけることが多い。
しかし、いざ料理で使おうとした時、根元の部分がつながっているので、どこから切ればいいのか判断に困ることも。同じく、セロリやえのきなども、食せる部位を極力使おうとすると少々悩んでしまったり…。
そこで今回は、こうした“どこから切ればいいか迷う野菜”の切り方について、管理栄養士の木下あおいさんに話を聞いた。
「カイワレ大根の場合は、根元のつながっている部分のみを切り落とすか、ちぎって取り除いてください。それ以外の部分はおいしくいただけます。料理のアクセントとして使うと良いですね」
なるほど。カイワレ大根はそこまで深く考えず根元だけ切ればよいようだ。では、カイワレ大根と同じように根元の部分がつながっているセロリやえのきはどうなのだろう?
「セロリは繋がっている部位だけでなく、根元付近の固く感じる部分、そして葉も切り落としてください。また表面には筋がありますので、それを根元から葉の方に向かって剥がしましょう。えのきなどのキノコ類は、『いしづき』と呼ばれる他の部分と色が違う部位のみ、切り落としてください」
木下さんによれば、こうした根元がつながっている野菜は、触って固かったり、色が変化している部分を目安に切るとよいそうだ。これまでなんとなくで切り落としていた人は、これを参考に、無駄無く野菜を調理するよう心がけてみては?