数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリストの山路徹氏(52才)が、女性セブン読者のお悩みを解決。今回は「おじさん」になりたくない夫を持つ奥様からの相談です。
【読者からの相談】
うちの夫は39才なのですが、おじさんと言われるのを異様に嫌います。子供もいるし、年齢的にも立派なおじさんだと思うのですが、夫いわく「おじさんと言われ始めると、老け込むから」だそう。近所の子にも「お兄さんと呼べ」と強要。このままだとうちの子と近所の子たちの関係にもひびが入りそうで、困っています。(37才・パート)
【山路徹のアドバイス】
だんなさんの気持ちは理解できますが、自分をおじさんと言われて怒るのはおじさんの証拠ですよね。本当に若いならおじさんと言われても気にもならないでしょうから。
子供から見て、立派なおじさんなわけですから、そこは受け入れたほうがいいと思います。見た目が若いのとおじさんというのはまた違う話。若くても甥や姪がいる場合は、おじさん、おばさんですから、必ずしも“おじさん=中年”というわけでもないことは、説得材料になるはずです。
何よりも近所の子供たちにお兄さんと呼べと強要するのはよくありません。あなたが心配するように、わが子との関係性にも少なからず影響はあるはずですから、そこは大人として理解してもらいたいものですね。
ただ、30代というのは最後の悪あがきをしたくなる世代ともいえます。40代になれば否応なく中年に分類されますし、お兄さんと呼ばせるのは、非常識だと薄々、だんなさんも気がつくのでは?
ぼくの場合は若いころ、渋みのある中年に憧れたものですが、だんなさんも、年を重ねれば、おじさんの魅力に気づくのではないでしょうか。
※女性セブン2014年6月19日号