ライフ

毎日ニュースリリースを提供 一般企業並み近畿大学PR戦略

 考古学的レビューブログ『みたいもん!』管理人で、著書に『あたらしい書斎』(インプレスジャパン)などがあるいしたにまさき氏が、ネットで話題のトピックを紹介。今回は近畿大学の取り組みをピックアップします。

 * * *
 最近「近畿大学」の名前をネットを含む各メディアで目にする機会が増えていると感じることはありませんか?

 近畿大の名前を一躍広めたのが「近大マグロ」。世界に先駆けて、黒まぐろの卵からの養殖に成功したのが、この近大マグロです。また、養殖技術を広めるだけではなく、この近大マグロそのものの知名度を上げるために「近畿大学水産研究所」というレストランを開店しています。

 東京・銀座と大阪・梅田にあるこのお店では、実際に近大マグロを味わうことができるのです。32年かけて開発した養殖まぐろだけではなく、ひらめ、ぶり、かんぱちなどの養殖でも、パイオニアとなっています。

 他にも、近畿大職員であり競泳男子五輪メダリストでもある山本貴司さんによるPR活動や、近畿大出身のつんく♂による入学式プロデュースなど、話題作りを欠かさない努力をしています。さらに、広報部がほぼ毎日ニュースリリースを提供しており、大学では珍しい「攻め」の広報活動を続けています。

 こうした広報部の努力の結果もあり、2014年の私立大学入試志願者数では、関西の大学としては初めて早稲田大学を超えて1位になりました。少子化の流れは避けられないなか、大学のブランド力を向上させて、学生に選ばれる大学となった近畿大に注目が集まっています。

※女性セブン2014年6月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
米国の大手法律事務所に勤務する小室圭氏
【突然の変節】小室圭さん、これまで拒んでいた記念撮影を「OKだよ」 日本人コミュニティーと距離を縮め始めた理由
女性セブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
現役を引退した宇野昌磨、今年1月に現役引退した本田真凜(時事通信フォト)
《電撃引退のフィギュア宇野昌磨》本田真凜との結婚より優先した「2年後の人生設計」設立した個人事務所が定めた意外な方針
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
中森明菜復活までの軌跡を辿る
【復活までの2392日】中森明菜の初代音楽ディレクターが語る『少女A』誕生秘話「彼女の歌で背筋に電流が走るのを感じた」
週刊ポスト
世紀の婚約発表会見は東京プリンスホテルで行われた
山口百恵さんが結婚時に意見を求めた“思い出の神社”が売りに出されていた、コロナ禍で参拝客激減 アン・ルイスの紹介でキャンディーズも解散前に相談
女性セブン
真美子夫人は「エリー・タハリ」のスーツを着用
大谷翔平、チャリティーイベントでのファッションが物議 オーバーサイズのスーツ着用で評価は散々、“ダサい”イメージ定着の危機
女性セブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン