パパ、ママ必見！ 子育て支援が充実している自治体
子育て世帯なら積極的に活用したい行政サービス。今回は全国の自治体が実施するさまざまな支援策の中から、特色のあるサービスを提供している自治体をご紹介しよう。
子育て支援が充実した街とは？
市立幼稚園無料給食／新婚世帯家賃補助ほか（兵庫県相生市）
人口減少に歯止めをかけるべく、平成23年4月に「子育て応援都市宣言」を行った兵庫県相生市。市立幼稚園で週三日給食を無料提供するほか、新婚世帯に3年間、月額1万円の家賃補助を行う「新婚世帯家賃補助」など、11の支援策を展開している。幼稚園での給食無料化は全国初。ゆくゆくは市内在住の児童・生徒すべてを対象に、給食完全無料化を目指すという。
▼兵庫県相生市
http://www.eetoko-aioi.jp/index.html
2人目から保育園全額無料／若者定住応援補助金ほか（東京都奥多摩町）
豊かな自然に囲まれた東京西部の奥多摩町も、子育て世帯の支援に力を入れる自治体の一つ。2人目からの保育料が無料、小中学生は通学費の全額助成などのサポートが受けられる。また、「若者定住応援補助金」として、マイホーム購入の際には最大160万円の補助も。都心を離れて、プチ田舎暮らしを実践するのも悪くないかもしれない。
▼LiO（Lives in Okutama）※PDF
http://town.okutama.tokyo.jp/25kosodate.pdf
高校3年まで医療費無料／次世代育成手当ほか（東京都千代田区）
千代田区は平成23年度から、高校生までを対象とした医療費助成を実施。健康保険診療の自己負担分を助成する。このほか、高校生1人に対し月5000円を支給する「次世代育成手当」や、妊娠20週以降の妊婦に4万5000円を支給する「誕生準備手当」も提供。田舎暮らしの対極に、あえて東京のど真ん中で子育てをするというメリットも考えてみたい。
▼千代田区
http://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kuse/shisaku/juyo/kosodate/index.html
パパ育児支援／地域子育て支援拠点ほか（大分県大分市）
「男性の子育て参画日本一」を目指す大分市。男性の子育て支援事業として、パパスクールやパパサークル、各種子育てセミナーを実施するほか、「パパ育児応援ブック」など、啓発本の提供なども行う。このほか、子育て中の親子が交流し、不安・悩みを共有できる場としての「地域子育て支援拠点」を、県内各所の公共施設などに設置。運営を社会福祉法人やNPO法人に委託する形で、地域に寄り添った子育てサービスを提供している。
▼大分市
http://www.pref.oita.jp/site/papakosodate/
「子育てしやすい街」という観点で捉えると、手当や助成などの経済的支援だけで横並びに比較するのは難しいのが現状。子どもにとってどんな環境が望ましいのか、また自分はどんな環境で子育てをしたいのか。「木を見て森を見ず」にならないよう、これからの子育てを考えていきたいものだ。
（根岸達朗＋ノオト）
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