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ヨーグルト 同じもの1週間食べ続けないと効果出ないと識者

「毎日ヨーグルトを食べないと、なんだか調子が出ない…」

 なんて人、多いのでは? お腹にいいイメージのあるヨーグルトに特定保健用食品(トクホ)マーク付きのものが2006年から登場。体内で働く微生物の研究が飛躍的に進んだことで、乳酸菌に免疫力アップや内臓脂肪の低減などの効果が期待できることがわかってきたのだ。

「ブルガリア菌R-1には外敵と闘うNK(ナチュラルキラー)細胞によるインフルエンザ感染予防、ガセリ菌SPには内臓脂肪の低減、ガセリ菌LG-21には胃内のピロリ菌の減少、ビフィズス菌BB536にはアレルギーを低減し、特に花粉症に効果があるなどの研究結果が発表されています」

 こう話すのは、東北大学大学院農学研究科教授の齋藤忠夫さん。ただし、乳酸菌は薬ではないので一度食べただけで、すぐに効果が表れるものではない。

「少量でもよいので、できれば毎日継続的に乳酸菌を摂ることが大切です」(齋藤さん)

 ところで、スーパーやコンビニには、ズラリとヨーグルトが並ぶが、いったい何を基準に選べばいいのだろう。

「よく知られる整腸効果以外の“新しい機能”については、商品パッケージに書いてある乳酸菌をチェックしましょう。

 ただ、乳酸菌には相性があり、体質に合わない場合もあります。まずは最低でも同じヨーグルトを1週間食べ続け、期待する効果が感じられない場合には違う乳酸菌のものを試してみましょう。毎日違う乳酸菌を摂っても効果は期待できません。自分に合う乳酸菌を、じっくり自分で探してみてください」(齋藤さん)

 そして、効果を高める食べ方としては、「1日100gが目安。朝昼晩、どのタイミングで食べてもいいんですが、生きた乳酸菌を多く腸まで届けたいなら、胃のpHが高い食後がおすすめ。カルシウムを吸収したいなら空腹時、朝の食前などがいいですよ。ただし、乳酸菌は50℃以上で死滅してしまうので、腸での生きた活躍を期待するなら加熱するのはおすすめしません」(齋藤さん)

※女性セブン2014年6月19日号

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