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ISHIYA /企画・エフェクト
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2014年9月4日 (木)

ペットの疲れは秋に出る? ペットショップに聞くその症状と対策とは

ペットの疲れは秋に出る?ペットショップに聞くその症状と対策とは(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

季節の変わり目には体調を崩すことが多い。なかでも暑い夏を過ごしたこの季節には、夏バテならぬ秋バテに悩まされる人が多いという。では、ペットはどうだろう? 人間よりも身体の小さいペットならば、影響も大きいのではないだろうか?

そこで、ペットの秋バテの症状と対策を東京都板橋区高島平にあるペットショップフィッシュジャパンの宮原さんに伺った。ペットも人間同様、秋バテをすると聞いたが、いったいどのような症状なのだろうか?

「夏の終わりあたりから秋にかけて、食欲不振や軟便などの体調不良が続く症状をさします」

ところで、秋バテになりやすいペットの種類にはどんなものがあり、またその対策は?

「暑さに弱く夏の間に体力が落ちやすいのがウサギやチンチラ。また、小型で気温の変化に反応しやすいハムスターやシマリス。あとは高齢なペットなどがなりやすいようです。秋が近づき涼しくなってきたら、すぐに保温の準備をしてあげて、夏との極端な気温差をなるべく減らしてあげることが大事です」

ほかにも注意点があれば教えてください。

「夏場にエアコンをつける場合は、設定温度を低く設定し過ぎると、体温の調整が上手く出来ず体力が低下しまいます。それが秋の気温の変化とともに体調不良となって表れるので、夏場エアコンを掛けるときも設定温度を27度ぐらいにしてあげると良いでしょう」

暑いからといって、あまりにも低い室温設定で部屋を冷やすのは、ペットにとって良くないようだ。最後に、ペットの秋バテの危険性をお答えいただいた。

「秋バテになることで体力が低下してしまい、風邪等の本格的な病気にかかる危険性があります。また、ハムスターなどの小型のペットは元々体力があまりないため、秋バテによる下痢などで、最悪死んでしまうこともあるので注意が必要です」

夏の終わりごろから、どうも調子が悪そうにしている場合は、すぐに掛かり付けの獣医さんに相談してくださいと、宮原さんは注意を促している。言葉のしゃべれないペットは体調の変化などを伝えるのが難しい。小さい命を守るためには、飼い主の注意と観察が大切だ。

●取材協力
フッシュジャパン
HP:http://fish-japan.com/
https://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2022/11/cats.jpg
ペットと一緒に快適に暮らす ネコ、犬、うさぎ、鳥…。人も動物も幸せになる暮らしを送るために気を付けたいことなどを紹介します。
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