人生最初で最後の「初任給」 みんなの使い道は?

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2014年度最初のひと月も、もうすぐ終わり、新入社員にとっては待ちに待った、初任給が支払われる時期になった。

外食やプレゼントなど、使い道は多岐にわたった。ちなみに10万円以上使った人もいたようだが、予算は平均2万円前後のよう

外食やプレゼントなど、使い道は多岐にわたった。ちなみに10万円以上使った人もいたようだが、予算は平均2万円前後のよう

社会人になってはじめてもらう給料。よく「両親にプレゼントを贈る」なんて聞くが、実際にはどのような使い道が多いのだろうか? そこで筆者の友人らに当時の体験談を聞いてみた。

「僕は、家族との外食代に使いました。7人家族なので、ちょっといいレストランとなると割と大きな額が吹っ飛んでいったんですけど、正しい使い道だったなって思います。ただ、調子に乗りすぎて5月は貯金をくずすハメになりました……」(28歳・男性・メーカー)

「末っ子の私が就職を機に家を出たので、両親は肩の荷が下りたはず! ということで、旅行券を5万円分プレゼントしました。後日、それを使って温泉旅行をしたみたいです。リアルタイムで写メが送られてくるほど浮かれていたので、まぁ良かったかなと」(24歳・女性・広告)

「女手ひとつで育ててくれた母親に、基礎化粧品一式を買いました。もともと肌が白くてきれいなのに、ちゃんと手入れしてなかったのでもったいないなと思っていたんですよね。『面倒くさい』とたまにしか使いませんでしたが、使いきってくれたときはうれしかったですね」(25歳・女性・美容)

「自分へのご褒美として、家具を大人買いしました。一人暮らしを始めたばかりで部屋が閑散としていたので。でも今は、腕時計とか財布とか、毎日持ち歩ける物にすればよかったなと思います。仕事で落ち込んだときに腕時計見て初心にかえるとか、ちょっと憧れる(笑)」(26歳・男性・建築)

「サクランボウの苗木を買って、実家の庭に植えました。2000円くらいだったので初任給で買うほどでもないんですけど、自分と一緒に成長していく感じが良いかなと思って。今は、実家に帰るたびに世話をするのが楽しいです。うまくいけば、来年の今頃には実がなるんじゃないかな」(25歳・女性・販売)

家族のために使うか、自分のために使うか。初任給の使い道は大きく分けてこの二つのようだ。一方で「普通に生活費に使った気がする」と、特になにも考えていなかったという人も大多数だった。そんな人たちからは「親のために使ってみればよかった……」など、後悔の言葉もちらほら。みなさんはどうやって使ったか覚えていますか?

(松本まゆげ+ノオト)

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