リフォーム・内装
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出羽恵実子 @エフェクト
2011年7月25日 (月)

VIBELでつくる、オーダーメイドの子ども部屋

子どもの頃、幼いながらも自分の部屋のインテリアにはちょっとしたこだわりを持っていたという人は、結構多い。例えば「枕の柄はアニメのキャラクターがいい感じ」とか、「カーテンの色はピンクじゃなきゃイヤ!」など、どこまでその主張を反映できたかはともかく、お気に入りのアイテムを身近に置いておくと気分がいいという感覚は、大人も子ども同じように持ち合わせているもの。

Vibelで作る、オーダーメイドの子ども部屋

こうした子どものオリジナリティを素敵に育んでくれるのが、港区南青山にあるインテリアショールーム『VIBEL』。1978年にフランスで創業したこちらは、部屋の大きさや子どもの成長に合わせ、オーダーメイドで理想の子ども部屋をデザインする、子ども部屋インテリアの専門店だ。
部屋の壁紙から、引き出しのノブまで、豊富なパーツの中から自由に色や形を選んでつくり上げるVIBELのシステム家具は、まるでおもちゃ箱から飛び出してきたような、ポップでキュートなデザインのものばかり。こりゃ、子どもじゃなくたってワクワクすること間違いなし!
こちらの製品に使用されている主な木材は、EUの製品安全基準を満たした、フランス産のマツやブナ。さらに塗料に含まれるホルムアルデヒドの排出量も、世界で最も厳しいとされるドイツの基準をクリアしているそう。デリケートな子どもたちの部屋を構成するものだからこそ、安全な素材が使われているというのはうれしいポイントだ。

Vibelで作る、オーダーメイドの子ども部屋

そんなVIBELの子ども部屋づくりは、徹底したカウンセリングから始まる。プランナーは、主役である子どもとその家族にインタビューを行い、理想の部屋をつくるための情報を丁寧にヒアリング。最終的な見積もりとレイアウトのプランは、そこから約1~2週間ぐらいで提案される。家具類の納品は、注文してから3カ月半~4カ月以降。施工はこれらの資材が届いてから行われる。費用は、デザインの種類や部屋の大きさによっても変わるが、例えば6畳程度の部屋で壁紙の張り替えのみを行う場合、大体15万円から20万円程度(施工費込)。もちろん、予算内からレイアウトの内容をプランニングしていくことも可能だとか。

上記のようなステップを経て築き上げられる子ども部屋は、さながら「家の中のもうひとつの家」。このコンセプトが意味するところについて、VIBELスタッフの中島さんにお話を伺った。

Vibelで作る、オーダーメイドの子ども部屋

「欧米では、子ども部屋をいわゆる“勉強部屋”ではなく、“自己管理能力を養う場所”として位置付けています。自分の居場所が快適で過ごしやすいものになれば、子どもはそこで自由に想像力を発揮し、その空間を自分で管理するようになるんです」

プライバシーがきちんと確保される落ち着いた環境を与えてあげることで、子どもは自然と、自分をコントロールする力、すなわち“自律力”を身に付けるという中島さん。いやぁ、子ども部屋って本当に奥が深い。

「自分のことは自分でしなさい!」なんて、しょっちゅう子どもを叱っているファミリーは、まずお子さんの部屋から見直してみるのはいかがだろう。

VIBEL 東京・青山
住所:東京都港区南青山4-23-4
電話:03-3406-3403
URL:http://www.vibel.jp/

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