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2014年6月27日 (金)

最近話題の「虎ノ門」。名前の由来や人気のお店を探る

写真: iStock / thinkstock
写真: iStock / thinkstock

6月にオープンし、早くも新名所となっている虎ノ門ヒルズ。これまではオフィス街の印象が強い街だったが、虎ノ門ヒルズにはホテルや居住施設、さまざまなレストランも入っており、地元の人には街のさらなる活性化も期待されている。

「虎ノ門」の由来は、青龍・白虎・朱雀・玄武の四獣神から

ところで、この「虎ノ門」という名前の由来、皆さんはご存じだろうか? 歴史は江戸時代にまでさかのぼる。当時は青龍・白虎・朱雀・玄武の四獣神が四方を守るという考えがあり、青龍は東、白虎は西、朱雀は南、玄武は北がふさわしいとされていた。これにちなんで江戸城の西に位置していた門は、白虎の「虎ノ門」と名付けられたといわれている。しかし門は明治6年に撤去。それでもその門跡が今も文部科学省脇に残っており、最近増えている古地図を持って東京を巡るツアーに、この虎ノ門跡の見学が含まれることもあるようだ。

虎ノ門を訪れるには、東京メトロ・銀座線の虎ノ門駅で降りるのが一番分かりやすく、虎ノ門ヒルズまでは1番出口を出て徒歩5分。なお、少し遠回りをして8番出口を出ると虎ノ門の碑があり、その上には守り神の虎もいる。ほかには同じく東京メトロの日比谷線・神谷町駅、丸ノ内線・霞ケ関駅、都営三田線・内幸町駅も近く、交通のアクセスに恵まれている。これまで静かだった週末のこの街も新名所の誕生で大いににぎわうことだろう。

虎ノ門にある老舗のお店や人気店って?

そしてどうせ行くなら、老舗の店や人気店もおさえたいところ。そのひとつが大正元年創業の和菓子の店「岡埜栄泉」。初代から受け継がれてきた豆大福は、厳選した米でつくった餅で北海道産の小豆のこし餡をくるみ、赤えんどうをちりばめた一品。お土産にも喜ばれるはずだ。

また、蕎麦店「虎ノ門大坂屋砂場」は明治5年から営業。酒の肴も豊富で、玉子焼き、焼き鳥、アスパラ豆腐、穴子サラダなどさまざま。昼間から一杯なんてこともしたくなる。ほかにも大正7年創業で卸売りから小売り販売もする「松屋珈琲店」、正統派居酒屋として多くのファンを持つ「虎ノ門 升本」なども訪れたい名店だ。

フレッシュさと古き良き時代の雰囲気が混在する虎ノ門。今後の変化にも注目していきたい。

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