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インテリアのちょっとしたコツ
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SUUMOジャーナル ピックアップ
2014年7月14日 (月)

高さ・色も重要! お部屋に絵画を上手に飾るコツ

画像提供:KAWAII ART
画像提供:KAWAII ART

インテリアとして、壁に絵画を飾るのはメジャーな方法のひとつ。しかし、変な場所に飾っていたり、明らかにその部屋にマッチしていない絵画を飾っていたりと、インテリアとして残念なことになってしまうケースもある。

そこで絵画を飾るとき、どんなことに注意したらいいのか取材してみた。アドバイスをいただいたのは、インテリアアート販売サイト「KAWAII ART」の安藤恵さん。

最初に、絵画を壁に飾る際のポイントから聞いてみた。

「まずは、飾る高さから考えます。ソファのような場所に座って見る絵であれば、絵の中心が床から110センチ前後の高さがオススメです。廊下などに飾る場合は立って絵を見ることになりますので、絵の中心が床から150~160センチ前後となります」

なるほど、たしかに高さは重要だ。では、壁に掛けるにはどんな方法があるのだろうか。

「壁に穴を開けてもいいお部屋なら、釘を2カ所に打って、額の後ろにヒモを通して掛けるスタイルが一般的です。2カ所で支持するのは、絵のバランスを取ってナナメにならないようにするためです。また、ピクチャーレールという道具で天井から吊るすという手もあります。広い場所でしたら、いっそイーゼルを立てて絵を飾るのもオシャレかもしれません」

イーゼルといえば美術室でお目にかかったことのある、絵を立てかけるスタンド。かなりアートっぽく部屋のセンスもアップしそうだ。次に、飾る部屋別にどんな絵がマッチするのか、アイデアをうかがってみた。

「例えば玄関でしたら、家族が帰ってきて明るい気持ちになれるような、またはお客さまを気持ちよくお迎えできるような、花や虹の絵がいいですね。リビングなら、会話が生まれそうな楽しげな絵として、物語を題材とした子どもも楽しめる絵だと理想的かもしれません。部屋を広く見せたい場合には、濃い色合いの絵を飾ると遠近感が出ます。空や海の絵など、青や水色の寒色系の作品はどうでしょうか」

住まいの理想の雰囲気をイメージして選ぶのが良さそうだ。ところで、絵画には特別な手入れは必要なのだろうか。

「もちろん水拭きは厳禁です。乾いた布で軽く拭いてあげてください。それ以外に特別な手入れは、よほどのことがない限り必要ありません。絵に飽きたら、購入時の箱に額ごとしまっておけば問題ないでしょう」

部屋に飾るのはもちろん、誕生日や新築祝い、開店祝いなどに絵を贈るのもおすすめだ。みなさんも活用してみてはいかがだろうか。

●取材協力
KAWAII ART (有限会社ハッピービジョン)
http://www.kawaii-art.jp/
https://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2015/05/313d3b9bd6a9e6a04703ff8ea5a00f98.jpg
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