「体を休め、次の闘いに」 鳩山元首相、市民ら激励 名護市辺野古のシュワブ前


この記事を書いた人 松永 勝利
フロート撤去を喜びながら、新基地建設阻止に向け、ダンスで意気込む鳩山由紀夫元首相(右から5人目)と市民=7日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【普天間問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、鳩山由紀夫元首相が7日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前の座り込み現場を訪れ市民らを激励した。この日は約150人が参加し、「コンクリートブロックも早く撤去せよ」などと拳を上げた。
 鳩山氏は大浦湾海上でフロート(浮具)などの撤去作業が始まっていることに触れ、「皆さんの連日の行動が実ってきている。工事の作業が止まっているこの機会にゆっくりと体を休め、次の闘いに備えてほしい」とあいさつした。その上で「わたしも皆さんとともに辺野古に基地を造らせない思いで頑張っていきたい」と強調した。
 鳩山氏は市民らに「負けない方法… 勝つまでずっと諦めぬこと」と書かれた青いTシャツをプレゼントされると、その場で着て市民らと気持ちを一つにしていた。
 鳩山氏は午後、東村高江区を訪れ、ヘリパッド工事反対を訴え抗議行動を行う市民らを激励する。鳩山氏が高江区を訪れるのは初めて。【琉球新報電子版】
英文へ→Former Prime Minister Hatoyama encourages sit-in protesters in front of Camp Schwab