平成3年にリサイクル法が施行され、さらに最近では、リサイクル(再資源化)だけでなく、リデュース(廃棄物の発生抑制)、リユース(再使用)を加えた「3R政策」が定着してきた。
「3R政策」は、環境や資源を守るために積極的に取り組むべき内容だが、なかなか実践していくのは難しい。うまくリユースできずに、不用品の処分に困り果てている方も多いのではないだろうか。
そこで今回は不用品の処分方法のひとつとして利用価値の高い、不要品譲渡コミュニティサイト「エコマ」を運営しているミクル株式会社取締役の山下肖武さんにお話を伺った。
少し前までは情報誌などで「あげます」「ください」というコーナーがあったが、その現代版ともいえるサイトのようだ。ちなみに、サービスを利用する上でお金が掛かったりはしないのだろうか。
なるほど、安心して取引ができそうだ。
そんな安心感も手伝ってか評判はすこぶる良好のようで、サイトオープン以来、右肩上がりで投稿数を伸ばしており、1カ月の投稿が6300件(2014年1月実績)を超すまでに成長している。出品投稿後、欲しいと名乗りをあげるコメントがつくのも早く、スムーズに取引が進みそうだ。
それでも投稿が億劫であったり、不用品をまとめて処分したい方は、不用品回収業者に頼むしかないが、業者選びには慎重になってほしい。なかには、廃棄物の回収を無許可で営業している者もおり、回収された不用品が適切に処理されていない場合がある。不適正処理は環境汚染につながり、不法投棄された廃家電スクラップの山は火災の原因にもなる。
パソコンが苦手だったり、業者選びに自信がない場合は、市町村が案内するルールで処分するのが手堅い方法といえるだろう。