「ドングリ実って」 末吉公園、復活へ植樹


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アマミアラカシの木を力を合わせて植え付ける子どもたち=5日、那覇市の末吉公園

 那覇市の末吉公園で5日、ドングリの木を植え付けるイベントが開かれ、親子連れら市民が参加した。石灰岩地である本島中南部にかつて分布していたアマミアラカシの木を3株植樹した。

 中南部にかつて分布しており、少なくなってしまったドングリの木を増やし、元の環境に戻そうと始めた「どんぐりプロジェクト」の一環。主催した沖縄自然環境ファンクラブの藤井晴彦代表は「人の手で元に戻したい」とプロジェクトの意義を説明した。
 スコップを使い一生懸命に土を掘っていた小野新太君(7)は「土を掘るのがちょっと難しかったけど、楽しかった。ドングリはつるつるしていて好き。(植え付けた木に)実が5万個なればいいな」と笑顔で話した。