部屋のイメージを決定づけ、居心地のいい空間に仕上げてくれるカーペット。メジャーどころではペルシャ絨毯やキリムといった名前が思いつくが、これらのカーペットはどのように選べばいいのだろう。
そこで、カーテンや絨毯を販売する「カーテンじゅうたん王国」の浅沼さんにお話をうかがった。
「い草や竹ラグは和室だけでなく和洋折衷の部屋とも相性がよく、ナチュラルな雰囲気の部屋にしたい場合にも適しています。このナチュラルなカーペットは現在のトレンドで、エスニックやアジアンテイストのカーペットに人気が集中しています」
カーペットにも流行り廃りがあるのだ。ほかにはどんなテイストのものが?
「ペルシャ絨毯などは、お部屋をクラシカルなムードにしたい場合に選びたいですね。ただ高額で重量もあるため、最近では扱っているインテリアショップも少ないかもしれません。ハイクラス感を出したいなら、モダンな方向を選ぶという手もあります。これはマンションの高層階などの都会的なインテリアに向いています。ブラックやホワイトの単色やモノトーン、もしくはウェイブといった曲線で構成されたシンプルな幾何柄の濃い色のカーペットが最適です」
落ち着いたハイクラスな空間をつくりたい場合なら、クラシックな重みのある絨毯か、モダンな都会的なテイストの絨毯を選ぶといいということだ。どのような部屋にしたいのか、あらかじめイメージを持っておきたい。浅沼さんは、次のように続けてくれた。
「子どものいるご家庭であれば抗菌&洗濯が可能なカーペットなど、機能で選ぶ人も多いですね。最近ではペットがいる家庭用や、防音といった機能まで併せ持つカーペットもあるので、目的に応じたカーペットを選ぶとよいでしょう」
自分がどういう部屋に住みたいかだけではなく、機能性も重視して購入する必要がありそうだ。カーペット選びは実に奥が深い。