住まいの雑学
55
SUUMOジャーナル ピックアップ
2014年7月30日 (水)

夏を乗り切る効能が満載。山椒を使った夏バテ防止レシピ集

食欲増進や消化不良防止、更には新陳代謝を活発にする山椒(写真:eyeblink / 123RF 写真素材)
写真:eyeblink / 123RF 写真素材

山椒(さんしょう)は深い香りと独特の味わいで日本料理に欠かせない香辛料。“小粒でもピリリと辛い”と言い表されるとおり、とてもスパイシーなモノと思われがちだ。しかし実は山椒の辛みは唐辛子のたった1/200程度。山椒に含まれる『サンショオール』という成分が大脳を刺激、舌を活発化し、その結果味覚を鋭くさせるから辛いと思い込んでしまうことが多い。

またこの『サンショオール』、実に優秀で食欲増進や消化不良防止、さらには新陳代謝を活発にするなど、とにかく夏を乗り切るための効能が詰まった成分でもある。ということで、今回は山椒にスポットをあてた家庭料理のレシピをクックパッドでリサーチした。

●実山椒とキャベツの初夏の浅漬け
初夏の味覚、実山椒を使用。ご飯のお供にはもちろん、おつまみ、お茶受けにも。

<材料>
キャベツ約1/8、きゅうり1/2本、大根約3cm、塩小さじ1、しょうがひとかけ、実山椒小さじ1

1)実山椒をあく抜きする。(適量の塩水でゆでる)
2)キャベツはざく切り、きゅうりと大根は薄い扇切りにして、ボウルに入れる。
3)しょうがを千切りにして混ぜ、塩と実山椒もボウルに入れて、30分おいて完成。

●ちりめん山椒
おいしい香りで食欲増進。ご飯がすすむ夏場にぴったりの大定番。

<材料>
ちりめんじゃこ80g、乾燥山椒大さじ2(お好みで)
<調味料>
酒100cc、砂糖大さじ1、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ1

1)フライパンに調味料を入れ煮立ったら弱火にして、じゃこを投入。
2)1~2分かき混ぜながらじゃこと調味料を絡める。
3)乾燥山椒を入れ、軽くかき混ぜながら汁気がなくなるまで5分ほど煮る。

●牛肉とエリンギの山椒炒め
疲れたときのスタミナメニュー。エリンギの触感と山椒の鮮やかな香りが◎

<材料>
牛もも薄切り肉7枚(70g)、塩・こしょう少々、エリンギ1/2パック(50g)、ピーマン1個(30g)、赤パプリカ1/2個(50g)、たまねぎ1/2個(100g)、サラダ油小さじ1、しょうゆ小さじ1、酒小さじ1、粉山椒少々(0.4g)

1)牛肉は一口大に切り、軽く下味を。エリンギは縦の薄切り、ピーマンとパプリカは縦に細切り、たまねぎは薄くスライス。
2)フライパンに油を熱し、強火で牛肉を炒める。色が変わったらたまねぎ、エリンギ、ピーマン類の順に投入。
3)全体に油が回ったら醤油と酒で調味し、粉山椒をふって炒め合わせて完成。

●カブの浅漬け山椒ご飯
食欲がないときの極めつけ。カブの無いときはナスやミョウガでもOK。

<材料>かぶ1つ、かぶの葉150g、浅漬けの素200cc、山椒小さじ1/2

1)葉は小口切りに、カブは皮をむき、縦に2つ、横にして2つに切って薄切り。
2)タッパーに(1)をいれ、それに浅漬けの素をそそぎ、冷蔵庫で半日休ませる。
3)醤油を香り付け程度にこぼす。山椒をかけざっくり混ぜて、ご飯にのせ食す。

いよいよ夏本番。うだるような暑さを想像すると思わずひるんでしまいそうになる。そんなときは山椒料理でライフを補充して、猛暑に備えるべし!

●実山椒とキャベツの初夏の浅漬け http://cookpad.com/recipe/2685173
●ちりめん山椒 http://cookpad.com/recipe/2665198
●牛肉とエリンギの山椒炒め http://cookpad.com/recipe/2628885
●カブの浅漬け山椒ご飯 http://cookpad.com/recipe/2277129

前の記事 究極においしい納豆のつくり方を追求するマシン!魯山人納豆鉢とは?
次の記事 瀬戸内海を結ぶ地域イベント『瀬戸内しまのわ2014』とは?
SUUMOで住まいを探してみよう