都会での日々に疲れ、別の場所で全然違う生活をしてみたい……。そんなことを思うのは、日本の会社員だけではないようだ。10月から11月の2カ月間、日本全国の島々30島で試写会が行われた『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―』という、映画の主人公の若者もそう。ギリシャの街で希望を失った若者が「死ぬことを忘れた島」として有名なギリシャのイカリア島で、人生を楽しむコツを学んでいくのがこの映画だ。
今回は、その試写会会場の一つとなった沖縄の西表島で暮らす今村弘明さんに、島への移住について、そして離島暮らしについてお話を伺うことができたのでご紹介したい。
東京では庭師だったという今村さん。移住後のお仕事について伺った。
土地の恵みを生かした仕事、そして前職を生かしたお仕事と、多くの仕事に取り組まれているようだ。では、西表島に来て驚いたことはあるだろうか。
最後に、島での暮らしの魅力を教えていただいた。
大きな魅力とともに、生きることにとことん向き合う大変さもある離島暮らし。印象的だったのは、今村さんの「不便だからこそ助け合い、分け合い、知恵を共有する。それが世代を超えて日常に息づいているところも魅力です」という言葉。「分け合えば足りる」というキーワードは、都会暮らしをしている私たちにとっても、人生を楽しみながら、元気に生きていくヒントになるのではないだろうか。
『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―』
HP:http://unitedpeople.jp/littleland/