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ISHIYA /企画・エフェクト
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2014年8月26日 (火)

夏に欠かせない水分補給。水道水をよりおいしくするための方法は?

夏に欠かせない水分補給。水道水をよりおいしくするための方法は?(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

ここ最近の夏には熱中症で倒れる人も多く、水分補給は必須。市販のミネラルウォーターも品ぞろえは豊富で、また宅配でサーバー付きのおいしい水なども普及しているが、いかんせん費用がかかる。水分を経済的に摂取しようとすれば、何と言っても水道水が一番だろう。そこで水道水のおいしい飲み方を、水道局や行政のホームページからいろいろとご紹介しよう。

■東京都水道局
まず、おいしい水とはどんなものなのだろう? 東京都水道局によると、おいしさを感じる条件は味だけではなく、においもおいしさを左右する大きな要素だという。ほかにも、天候や温度など、水を飲むときのさまざまな条件もおいしさの感じ方に影響を与えるようだ。

■千葉県水道局
水道水を飲む際に一番気になるのが、におい。その原因となっているのは残留塩素だ。千葉県水道局のホームページでは、残留塩素のにおいを気にしないで飲むためには、冷やすことが簡単な対処法だと案内している。冷蔵庫や氷で20℃以下に冷やすことによって、消毒用の塩素のにおいも気にならなくなるそうだ。

■埼玉県春日部市
春日部市によると、7割ほど凍らせて中の水を捨て、凍った表面の透明部分だけを溶かして使用すると残留塩素のにおいや鉄さび・鉛を除去できるようだ。また、浄水器を使う場合は、カートリッジの効果が徐々に落ちると、場合によっては細菌の繁殖の恐れもあるので、カートリッジ交換を適切に行わなければならないとある。

■三重県企業庁
三重県企業庁のホームページには、レモンをしぼることにより残留塩素を除去できるとある。レモンに含まれるビタミンCには還元作用があるため、酸化作用のある残留塩素と反応して分解することができるのだ。ビタミンCが含まれている食品なら、特にレモンにこだわる必要はないとのこと。

最後に、メジャーな方法かもしれないが、活性炭の効果も記しておきたい。同じく三重県企業庁のホームページによると、活性炭の表面には目では見えない小さい隙間が空いており、その隙間に色々なものを取り込む性質があるそう。残留塩素も取り込む性質があるため、水道水を活性炭に通すことで残留塩素のない水が得られるとのこと。

このように水道水でもおいしくする工夫をすれば十分おいしくなる。この夏を水道水のみで、乗り切ってはどうだろうか?

■東京都水道局 http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/water/w_info/s_kekka_topi17.html
■千葉県水道局 http://www.pref.chiba.lg.jp/suidou/keikaku/oishii2/mame/mame01.html
■埼玉県春日部市 http://www.city.kasukabe.lg.jp/koumu-ws/machi/suidou/suidou/suishitsu/oishikunomu.html
■三重県企業庁 http://www.pref.mie.lg.jp/suishitu/hp/sec_4_mame_2.htm

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