2013年がスタートして早くも1カ月が過ぎた。お正月に今年の抱負を誓いながらも、なかなか目標へ向けて足を踏み出せない方も多いのではないだろうか。
今回はそんな方のなかでも、特に貯金や恋愛に関する目標を掲げている方へ、おすすめの風水をご紹介したい。キーワードは“西の方角”だ。
「西は、運気では『金銭運』と『恋愛運』を表します。象意(その方位が持つ意味)としては、金銭運・恋愛運とともに、楽しみ・豊かさ・歓喜・親しみ・人情といった意味が込められています」
そう語るのは一般社団法人 国際・風水協会で常任顧問を務める化殺風水師の青山登先生。青山先生は、書籍「パワーストーンでつくるパワースポット」の監修を務め、またセミナー講師やラジオ出演なども盛んに行っている、いわば風水の第一人者だ。
ちなみに西に置くといいとされるインテリアやグッズなどはあるのだろうか?
「『西に黄色のものを置くと金運がアップする』というのが有名ですが、これは黄色=金色(お金の色)のイメージからきた単なる語呂合わせで、正しくはありません。風水理想の吉相地の代名詞に『四神相応』という言葉があります。北に玄武、東に青龍、南に朱雀、西に白虎、と各方位を守護する神獣がそれぞれいます。西を守護する白虎は、金銭運と愛情運を司っています。ですので、金銭運と愛情運をアップさせたい場合には、西の守護神である『白虎の置物』がおすすめです。また、虎の威圧感と勇敢さは殺気の侵入を妨げ、守衛としての役割も果たします。子どもだけで留守番の多い共働きの家や一人暮らしのご年配の方、独身女性などには心強い味方になるでしょう」
なるほど、金銭運と愛情運だけでなく、守衛としての役割も果たしてくれるのか。続いて、青山先生は「白虎」について、次のような注意点を教えてくれた。
「白虎は四神の中で唯一凶性を表す神獣です。寝室や個室に置く事は避けましょう。むやみに白虎だけで飾ると、白虎の良い働きよりも凶性のほうが勝ることがあります。『傷人之害』といって、人間関係などでマイナスになることがあるので、白虎と対極にいる青龍を一緒に飾ると、青龍が白虎の暴走を抑え、上手に運気アップを図れます」
また、風水には実際の方位とは別に、自分の住まいの玄関扉がある位置を、住まいの中心から見て「南」と見なす方法もあるそうだ。つまり、玄関を入ったら、右側を「東」で、左側を「西」と見なすというワケだ。青山先生によると、この手法は実際の方位の活用と同じくらい、時にはそれを超えるほどによい結果に結びつく事も多いとのこと。
今回は『金銭運』と『恋愛運』を司る西の方角についてご紹介したが、これは風水のなかでもほんの一部の内容に過ぎない。しかし、物は試しだ。今年の目標に貯金や恋愛を掲げている方は、ぜひ一度実践してみてはいかがだろうか。