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2014年10月31日 (金)

和歌山県『紀州漆器まつり』で、お正月用の漆器をそろえよう

和歌山県『紀州漆器まつり』で、お正月用の漆器をそろえよう
画像提供:紀州漆器協同組合

太古の昔から日本人の暮らしにもなじみ深い漆器。わが国で最も古い漆塗りの出土品は、福井県の鳥浜遺蹟から発掘された黒や朱で塗られたくしや鉢で紀元前3500年の縄文前期といわれている。その漆器のお祭りが和歌山県海南市で行われると聞き、紀州漆器まつりを行う紀州漆器協同組合 専務理事の田村さんに、紀州漆器まつりとはどんなお祭りなのかお話を伺った。

まず紀州漆器まつりは、いつごろから始まったのか聞いてみた。

「平成元年(1989年)より始まったイベントです。紀州漆器を育んできた特徴のあるのこぎり歯状の町並みをメインテーマに開催し、漆器と町並みを活かしたまちづくり・まちおこしとして育てていこうとするのが目的ですね」

では、具体的にどういった内容のお祭りなのだろうか?

「毎年、11月第1土曜、日曜日の2日間路上を歩行者天国にして開催されます。紀州漆器の企業約30社が参加して漆器の即売会『大漆器市』が行われます」

即売会は毎年人気を博しているそう。この大漆器市がメインのイベントのようだが、ほかにはどんなイベントが?

「各企業団体(約40団体)の模擬店での各種展示・即売があり、特設舞台では歌謡ショーやダンス、吹奏楽演奏などのステージイベントがございます」

特設ステージイベントでは、アマチュアバンドに阿波踊りや少林寺拳法などほかにも盛り沢山の催し物があり、お年寄りからお子さんまで楽しめるイベントになっていることが伺える。また、毎年11月に開催しているので、お正月用品などを目当てに来る参加者にも好評で、「紀州漆器が通常価格より3割~5割引きで買えるのも魅力的」だとの声も。

縄文時代に人類が初めて使ったと言われる漆。漆器には何とも言えない日本人ならではの味わいがある。ご家族で紀州漆器まつりに出かけて、お正月の漆器を揃えてはいかがだろうか?

●取材協力
紀州漆器協同組合『紀州漆器まつり』
HP:http://chuokai-wakayama.or.jp/sikki-k/01_matsuri/01_matsuri.html
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