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ISHIYA /企画・エフェクト
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2014年9月12日 (金)

カブトムシ、クワガタの次はこれ! 鈴虫の鳴き声を自宅で楽しもう

カブトムシ、クワガタの次はこれ! 鈴虫の鳴き声を自宅で楽しもう(画像提供:フィッシュジャパン)
画像提供:フッシュジャパン

小中学生の男の子にとっては永遠のブームとも言える、カブトムシやクワガタ。ほかにもさまざまな昆虫を飼った経験のある方はいるだろうが、秋を迎えたこの季節には、鳴き声が美しい鈴虫にスポットを当ててみたい。

そこで今回は、東京都板橋区高島平にあるペットショップフィッシュジャパンのオーナー宮原さんに、鈴虫の飼い方などを伺ってみた。まず、鈴虫の魅力はどんなところにあるのだろうか?

「鈴虫の魅力は何と言ってもその鳴き声です、鈴のように透き通るような鳴き声が涼しさを感じさせます。また、つがいで飼育する事で繁殖を楽しむことができるのも魅力的です」

カブトムシやクワガタのようにカッコ良さや美しさ等の見た目では無く、鳴き声を楽しむのがやはり鈴虫の魅力というわけだ。次に鈴虫の飼い方について伺ってみた。

「ケースは市販のプラケースなどのフタがしっかり出来る物を使います。壁面を登ることはないですが、ジャンプ力があるので脱走防止のため必ずフタをしましょう。床材には赤玉土に墨を混ぜたモノを湿らせて使います。鈴虫用の床材も販売されているのでそれを使うと便利です」

ところで、鈴虫はどんなものを食べるのだろうか?

「エサは鈴虫用のものが市販されていますので、それをメインに与え、水分補給の為にナスなどの生の野菜を少量プラスすると良いでしょう」

また、鈴虫は物陰に隠れて鳴くため、鳴き声を楽しむには隠れ家になるようなものを入れておくと良い。ほかにも、脱皮をするときは木につかまるので、ケースの中に高さのある薄い木の板を入れてあげることも大切とのこと。鈴虫用に“経木”という商品も販売されているので、ペットショップに問い合わせてみると良いだろう。

最後に、鈴虫を飼う注意点を教えていただいた。

「鈴虫は暑さに非常に弱いので、薄暗く風通しの良い所に置いてください。あまり暑くなるようでしたら扇風機などで風を送るようにしてあげましょう。エサに動物性たんぱく質が不足していると、共食いをします。最近のエサは動物性たんぱく質を添加してあるので大丈夫ですが、念のため、たまにかつお節をあげると良いですね」

リーンリーンというあの鳴き声を聞くと秋を感じる。平安時代より鳴き声を楽しむ虫として飼育されていた鈴虫は、日本人にはなじみの深い昆虫。耳で涼しさを感じる風流を、ぜひご自宅で感じてみてはいかがだろうか?

●取材協力
フッシュジャパン
HP:http://fish-japan.com/
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