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2014年7月25日 (金)

こんな夏祭りがあったの!? 一度は観てみたい日本の奇祭、珍祭

写真:suchi187 / 123RF 写真素材
写真:suchi187 / 123RF 写真素材

もうすぐやって来る夏。夏といえば山や海に出かけたり、アウトドアキャンプや花火大会などいろいろなイベントが盛りだくさんで、ウキウキする人も多いはず。

そこで今回は、全国で行われている夏祭りを紹介したい。しかし、ただの夏祭りではない。こんな祭りがあるのか!? という奇祭・珍祭を取りあげてみた。

■東京都大田区 水止舞(みずどめのまい)
開催時期:毎年7月14日
わら筒で、す巻きにされた男2人が水を浴びせられさらに転がされながら獅子舞行列の先頭にたち厳正寺まで進む。その間、転がされている男たちが半死半生でほら貝を吹き続けるというかなり変わった祭。この地域では古くから水害に悩まされたことから、雨を止める祈りの行事とされ、ほら貝を吹くのは「雨よ止んでくれ」と哀願する声を表しているという。

■埼玉県上尾市平方 どろいんきょ祭り
開催時期:毎年7月中旬
「いんきょ」といわれる白木の神輿に水を掛け、大地の上で縦横に転がし、人も神輿もどろんこになって豊年満作を祈り悪疫退散を願うお祭り。とにかく神輿も人も泥だらけになる奇祭。見物客も泥だらけになるので注意! 着替えやタオル、カッパなどを用意して行くのが良いだろう。

■愛知県刈谷市 万燈祭(まんどまつり)
開催時期:毎年7月最終土曜日、日曜日
万燈(まんど)と呼ばれる、青森の「ねぷた」に似た高さ約5m、重さ約60kgの竹と和紙でつくられた張子人形を若衆が一人で担ぎ、笛や太鼓のおはやしに合わせて舞い踊る。火が灯された色鮮やかで巨大な万燈が、真夏の宵闇に浮かび舞い踊る様子は実に勇壮。太鼓や笛の音も鳴り響き、万燈の舞を一層盛り上げる。

■岡山県美咲町 両山寺護法祭(ごほうさい)
開催時期:毎年8月14日(深夜)
真言密教と修験道が融合した全国でも珍しい祭。クライマックスは、護法様をつけた護法実(ごほうざね。11日より2時間おきに水をかぶり実を清める)が暗闇のなかを走り回る『お遊び』という儀式で、観客は護法様に捕まらないように逃げ回る。捕まった人は残って霊を落としてもらってから帰るそうだ。

ほかにもまだまだ全国には奇祭・珍祭が数多くある。この夏の楽しみに各地の奇祭・珍祭を訪ねてみてはいかがだろう?

■東京都大田区 水止舞
http://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/gyouji/mizudomenomai.html
■埼玉県上尾市平方 どろいんきょ祭り
http://www.city.ageo.lg.jp/site/iinkai/064110110904.html
■愛知県刈谷市 万燈祭
http://www.kariya-guide.com/festival/?Mode=datail&code=5
■岡山県美咲町 両山寺護法祭
http://www.town.misaki.okayama.jp/kankou/chuo/kankou/maturi/gohou/gohousai.htm

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