エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】ふなっしー、どこまでも謙虚。日本エレキテル連合に悪口を言われても「いいんです、おかまいなく」

9月23日の一部報道で、ご当地キャラ・ふなっしーとお笑いコンビの日本エレキテル連合が今年のNHK紅白歌合戦のサプライズ演出として検討されているとあった。そんな今注目の売れっ子2組がテレビ番組で共演したのが、今年8月30日、31日放送の『24時間テレビ37 愛は地球を救う』である。ここで日本エレキテル連合はふなっしーに、土下座をして謝る事態になっていた。一体何があったのだろうか。

「ダメよ~ダメダメ」のフレーズで子どもから大人まで大人気となっている、お笑いコンビの日本エレキテル連合。8月21日に行われた住宅・不動産専門サイトのイベントで、「着ボイスの売り上げで、ふなっしーを抜いた」「ふなっしーが落ち込んでいるところを、ガッといく!」と息巻いていた2人。この発言はマスコミでも大きく取り上げられていた。

そんな日本エレキテル連合に密着取材したのが、9月22日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)“芸能人は本当に幸せなのか”2時間スペシャルだ。この中で『24時間テレビ37 愛は地球を救う』の大物ゲストを日本武道館でお迎えするという大役を任され、慣れない現場で緊張する2人の様子も紹介された。

初対面の大先輩の方々に失礼を承知の上で、グイグイ近付きコメントを取る役割はさぞかし大変だったことだろう。テレビ画面からも2人の緊張が伝わってきた。その日本エレキテル連合がいつもの調子でやり取りできていたのが、同番組でスペシャルサポーターに任命されたふなっしーだった。

笑いに関してはポンコツだと相方から揶揄される白塗りの橋本小雪だが、ふなっしーには「朱美汁ブッシャー!」と躊躇なく叫ぶ。「LINEスタンプあるじゃん、君を抜いたよ」とひげ面中年男・細貝さんこと中野聡子が話しかけると、「おめでとーなっしー!」と自分のことのように喜ぶふなっしー。「エレキテル、エレキテル、今キテる」と芸人顔負けの名言まで飛び出す。そしてふなっしーは、「子どもたちもね、結構好きなっしよ。エレキテルさんのこと」などと褒め称えていた。

すると、「良いやつだな」「ごめん、いろんなところでね、ふなっしーの悪口言ってたの」と、何度も日本エレキテル連合は謝ることとなった。だがふなっしーは「あ、いいんです。おかまいなく、おかまいなく」と言葉を返す。彼女らの発言は、お笑い芸人としてのネタであることを理解しているのか。そして土下座をして謝る2人を気遣うように、ふなっしーも土下座で応えていた。

このVTRを見ていたスペシャルコメンテーターの今田耕司が「ええやつ、“おかまいなく”やて」と感心すると、周りの出演者もうなずいていた。昨年からふなっしーの人気が衰えない秘密はこの謙虚さと懐の深さ、そして思慮深い発言にあることを示したエピソードであった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)