【Review】Robert Taira Wilson『Nail and Hammer』

Robert Taira Wilson  『Nail and Hammer』

〜朝日の匂いのする音楽〜

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イギリス出身で日本でも活動するアーティスト、Robert Taira Wilsonが二枚組のアルバム『Nail and Hammer』をリリースした。Disc1はバンド編成、Disc2はソロの作品となっている。

Robert Taira Wilsonの音楽は、今どき珍しいほどに真っ直ぐな音楽であるように思う。音の粒が聴き手の鼓膜や皮膚なんかを容易に、すんなりと透過して、心の内側にしみいるのだ。なんと表現すれば良いのだろう、彼の音楽は聴く者に寄り添ってくれる気がする。また、シンプルなアコースティックの編成ではあるが、その楽曲の展開はけして単純なものばかりではない。基本的には「優しい」音楽でありながら、一筋縄ではいかない、様々な表情を持つところが面白い。

どの曲も本当に人懐こくて素敵なのだが、入門編として何曲かをピックアップしようと思う。

2ndシングルにもなった「Forget Me Not」は、3分に満たない短い曲の中に物語がしっかりと息づいている。まるで一本の映画を観ているようだ。個人的に一番のお気に入り。

「Under Magnolia」思わず微笑んでしまうくらい可愛らしく優しい曲。そして一度耳にしたらなかなか頭から離れないキャッチーさがある。植物のマグノリアは背が低く、白やピンク色の花をたくさん咲かす。

「Nail And Hammer」アルバムのタイトル曲。三拍子に乗る繊細かつ美しいメロディが印象的である。寄り添うようなウッドベースと洒落たピアノの音も効いている。

「Kishibe」日本語タイトル、指すのはどこの岸辺のことであろうか。畳み掛けるようなボーカルに聴き入ってしまう。

「Josephine」この曲もまたギターが気持ちよすぎる…。サビが独特というか、なかなか無い感じなのだが、なんだか不思議と一緒に声を出して歌いたくなる。

「Custard Town」軽快なギターで始まり、ころころと変わる展開に目(耳?)が離せない。確信に満ちたボーカルの魅力がこの曲でも際立っている。ライブで聴いてみたい。

「New Sensation」アルバム最後の曲がこれである。順番が上手い…。この曲の疾走するような、しなやかな力強さは聴いている側にも力を与えてくれるように思う。

緩急自在なギターは実に様々な表情を見せる。うっとりするような繊細な音色を聴かせてくれたかと思うと、体がのらずにはいられない力強いリズムを刻む。7歳の頃から弾いており、このように自在に操るギターであるが、昨年お会いしたときには「もっと練習しなきゃ!」と仰っていた。こんなアルバムが作れるわけである…。『Nail and Hammer』は日本語に直訳すると「釘と金槌」といったところだが、デビューアルバムのタイトルにぴったりである。これからもきっと自身の道具や素材を使って、表情豊かな音楽を建築してゆくのだろう。楽しみである。

Robert Taira Wilsonは現在はロンドンに帰国しているが、4月には再び日本に戻ってくるそう。アルバムを聴くのはもちろん、是非ともライブに足を運んでほしい…! 早起きをして、朝日を浴びて、深呼吸をする瞬間に感じるのとそっくりな気分が味わえるので。

Robert Taira Wilson のHPはコチラ↓

http://studiokms.music.coocan.jp/robert/top.html

Bandcamp↓

http://roberttairawilson.bandcamp.com/

2014年11月8日(土)『春菊 vol.2』

【場所】space eauuu
〒650-0022
神戸市中央区元町通2丁目6-10ミナト元町ビル3F
(JR・阪神元町駅西口より徒歩2分)

【開場/開演】17:00/17:30

【出演】
白丸たくト
Shin Rizumu
Nohtenkigengo
ポニーのヒサミツ

【チケット】 前売り: ¥2,000 、当日:¥2,500 
(共に、別途ドリンク代)

【予約】imagine.musicmedia@gmail.com
▶お名前と枚数をご明記下さい。

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第1回目は今年の3月末に行い、kisetsu/ame、ダニエル・クオン、ホシナトオル、吉田ヨウヘイgroup(小編成)の皆様にご出演していただきました。感謝感謝です。

そして このたび、第2回目を開催することとなりました。

『春菊』は、卒業を控えた大学4回生 2人と、3回生 1人の 計3人によるイベントです。なので、気軽に遊びに来て下さいね。
お一人、お友達、恋人、ご家族……つまり、誰とでも!! 音楽を楽しんで帰って頂けたら幸いです。

そういえば。前回は春菊スープを作りました。ご賞味くださった方、お口に合いましたでしょうか? 京都から春菊めっちゃ抱えて、阪急電車に乗ったことは良き思い出です。

interview //// PR0P0SE ////

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photo:KT


数々の作品をフリーで配信してきたMaltine Records。
tofubeatsの別名義di newtown、Okadada、Avec Avec等、関西におけるビートシーンの重要アーティストの作品がここに集結する。
一躍注目を浴びたtofubeats「水星 feat.オノマトペ大臣」。
オノマトペ大臣は休日、たまにお付き合いのゴルフに励む会社員。他に、トーベヤンソン・ニューヨークのメンバーとしても活動を行う。
そしてtofubeatsの大学時代の同輩であり、休日トラックをつくっている神戸在住のthames beat。
この二人によるユニットがPR0P0SE

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会社員になってから音楽活動を始めているオノマトペ大臣。


オノマトペ大臣(以下「オ」)
会社に入ってから1年ぐらい経ったときに、トーフ君(tofubeats)と一緒にやった“BIG SHOUT IT OUT”ができて、それから急にラッパーになった感じです。

それからtofubeatsと同輩であるthames beatと組み、PR0P0SEを結成。


オ「旧グッゲンハイム邸って場所があるんですけど、そこでのライヴの依頼を受けたことがあって。
そのときに、せっかくやるのなら、ちょっと変わったことをやりたいなと思って。
それに出るために、テムズ君を誘ったのがきっかけです。だから最初は、その日だけのユニットだったんです。

thames beat(以下「テ」)
ちょうどそのとき、僕が作ったライナーにラップを載せたバージョンの曲があって。
大臣と2人でやってるものもあるし、ライヴで2人でやってみても良いんじゃないかなと思って。
で、ライヴ用に他にも何曲か作ろうってなって。
気づいたら、ユニットになっていましたね。

オ「そうそう。そもそも、僕はCDJから曲を流して、ラップをするんですけど、そのCDJを上手く操れないので、必ず誰かにお願いしていたんですよ。
誰でも良かったんだけど、テムズ君が暇そうだったから頼んで(笑)。

ここからPR0P0SEが誕生…!しかし、どうしてプロポーズ??


オ「何回かスタジオに入ってるうちに、名前をつけようってなって。
僕は渋谷系が好きだったから、名前はお洒落なやつにしたいと思っていて。
で、テムズ君の大学の近くにあるローソンに昼飯を買いに行く途中に、PR0P0SEはどうや?ってなって。



渋谷系が好きだと口にするオノマトペ大臣。
そもそも二人はどんな音楽を熱心に聴いてきたのだろう・・・。

テ「2人とも好きなのはやっぱ、渋谷系とか。
僕個人としては、大学に入ってからは70年代のソウルとかファンクとかを聴いていて。
そこからサンプリングをして、トラックを作ります。
あとは、インディーズロックとかポップとかも好きですね。
例えば、HARVARDとか。色々ですね。

オ「僕は高校3年間、日本語のラップしか聴いていなくて。
でも、大学入ったぐらいから完全に飽きてしまって。
そこから今に至るまで全然聴いてないですね。
ラッパーやってるから、当然ラップ好きだろうとか言われるんですけど、全然好きじゃないんですよ(笑)。


―高校時代というのは、具体的にどんな音楽を聴いていたのですか?

オ「例えば、ラップって、知名度もあって売れてるポップな感じと、ちょっと悪そうなやつがあって。
僕はどっちかというと、悪そうなやつが好きでした。
当時はめちゃくちゃマニアックなのを聴いていましたね。

有名どころでは、ニトロ(NITRO MICROPHONE UNDERGROUND)が一番好きでした。
その時代のものは、もう全部聴いていましたね。
というのもその頃は、大ブームだったので。
あと、僕は雑誌が大好きだったので、『STUDIO VOICE』が90年代リヴァイバル特集とかをしていたりして。
そういうものにも影響を受けていました。


けれども彼のラップは韻を踏むことや決まり文句等のルールに固執しておらず、
それどころかむしろ、毎日を過ごすなかで住む街を歩けば、
そっと風が吹いてくるような気分がして、
気づけば簡単に肩の力が抜けてゆく・・・。


オ「多分、聴いている人にとっては僕らのラップを悪そうだとか思っては聴いていないと思うんですよね。
僕が、当時聴いていたようなヒップホップって、聴いている人だけがわかるルールみたいなのが結構多いんですよ。
わかりやすいところでいうと、韻を踏むとかそういうことがあったり。
あとは、歌詞の内容とか。例えば、勝ち上がっていくぜ! みたいな感じとか。
僕は大体ラッパーならこういうことを歌うだろうっていうのを全部避けるっていう方向で作りますね。
それとは違うよってことをやってるというか。
なので、ある意味では、日本語のラップを意識した上で、違うことをやってるっていうか。

テ「大臣って、韻を踏むのも避けてたりしますもんね。

オ「うん。わざと踏まないようにしてる。


—では、最近お二人が好きなアーティストはどなたですか?


テ「大臣は最近、さかいゆうにハマっていますよね。

オ「うん。歌が上手いなと思っていて。
あと、最近ってわけじゃないけど、僕はずっと小沢健二が好きで。
大学生のときに、小沢健二が好きだなって思ったときの感情と、今になって小沢健二が好きだなって思うポイントが変わってきて。

ちょうど僕、ライヴに出るのをやめているっていう時期なんですね。
その“ライヴをやめる”っていうのは、小沢健二が昔、すごい人気があったのに突然出てこなくなっちゃって。
その、急にやめたっていうのがずっと僕の頭の中にあって。
僕は、ライヴをやめても曲は出していくので、少し違うんですけど。
今はなんかそういう目線で、彼の曲を聴いたりしていますね。

彼の言う通り、今年1月のライヴをもって現在はライヴ活動を休止している。


オ「絶対に何がなんでも出ないとかそういう感じじゃないです。
アーティスティックな感じでやめるっていう感じじゃなくて。
例えば、誰かのライヴに遊びに行って、ちょっと出てよ! って言われたら出ますし(笑)。
そういうのはしていこうかなって思っています。

実は、今年結婚する予定なんです。
そういうこともあって、毎週末どっかでライヴをやって過ごす生活はそろそろ卒業しようと思いまして。
ライヴだと、日にちが決まっちゃうのでね。
1日の時間が全部埋まっちゃうというか。
そこでさらに家庭を持つ、となったら大変ですからね。

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—普段レコード屋さんに行って音楽を探ったりされていますか?


オ「僕はもう全くしないです。
レコードプレーヤー持ってないんですよ、何枚か出してるのに(笑)。
眺めるばかりで。

テ「僕はずっとレコ屋に通ってます。
まあ、mp3に落とせますもんね。
便利な時代ですし。


—大臣さん、以前サザンオールスターズのライヴに行かれてましたよね?


オ「行ってました!サザンは素晴らしいです。

テ「あ、サザンのレコードは安く買えるので良いですよ。
だいたい100円~300円で何枚も買える。

オ「へぇー!100円って良いね~。

テ「J-フュージョン見かけることとかめっちゃ多いですね。
カシオペア(CASIOPEA)とか。
あとは、サザンとかアイドル系のやつとかよく見かけますよ。

―テムズさん自身は何を買いますか?


テ「実際、僕は70年代のソウルとかディスコのレコードを買うことが多いですかね。
場所は元町の高架下にある店に行くことが多いです。
あとは、ハードオフとか。

『PROPOSE』のなかでサンプリングした音源で使ったのは基本、元町で買ったレコードが多いですね。
日本のジャズとかソウルとかをサンプリングして。
日本のと海外のと、半々ぐらいですかね。

1曲目の、「プロポーズfeat.choochoogatagoto」は結構、探しましたね。
福村 博っていうジャズトロンボーン奏者と渡辺貞夫が一緒に出してるレコードがあって。
前から欲しいなと思ってたんですけど、上手くハマってくれたので、それを使いました。

—その1曲目の中に、弾き語りがありますよね。
あの弾き語りは、どのようにして出来上がったのですか?


テ「あれはchoochoogatagotoさんっていう、僕が所属している音楽研究部の先輩に頼んで。
なんか一緒にやってたら、すごい良い曲になっていって。



アルバム『PR0P0SE』の中でのお気に入り→→→「雨模様」

オ「最初、トラックが出来上がった時は、今回は入れなくていいか〜ってなってたんですけどね。

テ「昔、僕がこの曲のトラックを作っていたんですけど、上手くいかなくて。
お蔵入りになってたんですよ。
それで、その音源を大臣に送ってみたんです。
そうしたら大臣から、この曲は入れたいからやろうぜってメールが来て。
なので、時間なかったんですけど、ぎりぎりの中で作ったんです。


ラストを飾るのは、tofubeats、okadadaによるユニット
dancinthruthenightsとの共同作「Just Tonight feat. dancinthruthenights」。

オ「あのタイミングで、あのメンバーで出せたっていうのがすごく良かったと思います。


もうまもなくリリースされるアイドル3人組Negiccoのシングル「トリプル!WONDERLAND」(4月16日発売)には、PR0P0SEによるリミックスも収録される。
ライヴ活動はなくとも、じわじわと活躍の場が広がりつつあるPR0P0SE。
今後、まだまだ生まれてくるであろう彼らの曲を楽しみに待っていたい。


—最後に、PR0P0SEの今後についてお聞かせ下さい。曲も結構、たまっているのですか?


テ「それが、全然なんです・・・。
僕があんまりトラックを作れていなくて。
でもやっぱり、ちゃんとアルバムを作りたいです。
CDを出したいですね。
今日もこのあとスタジオに入ります。
なので今は、目下製作中です!

―――――――

『PR0P0SE』-PR0P0SE

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『ロシアンブルー』-トーベヤンソン・ニューヨーク

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『街の踊り』-オノマトペ大臣

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『トリプル!WONDERLAND』-Negicco

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★thamesbeatの’13 recommend
『Anything in Return』-Toro Y Moi

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★オノマトペ大臣の’13 recommend
『pale machine』-bo en

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Imagine presents! 「春菊 vol.1」3月22日

こんにちは。

この度、Imagine初の自主企画を行うこととなりました。
その名も「春菊 vol.1」。


【会場】せんばカフェBEN(地下鉄御堂筋線 心斎橋 徒歩3分、
地下鉄四ツ橋線 四ツ橋駅 徒歩3分 地図)
【日時】2014年3月22日 開場17:00 開演17:30
【料金】前売2000円・当日2500円 (1drink別)
【出演】kisetsu/ame、ダニエル・クオン、ホシナトオル、吉田ヨウヘイgroup(小編成)

【予約】imagine.musicmedia@gmail.com まで、「お名前」「枚数」を明記の上、ご連絡ください。


3月の末といえば、ちょうど季節が変わりゆく時期。
そして、新生活に対する不安と期待を胸に抱えて過ごすような時期でもあります。
そんな様々な気持ちを、少しでも勇気づけたい。
この先色んな出来事が待ち受けてはいるけれど、ふと、ここで耳にした音楽を思い出しては、また歩んでほしいという気持ちがあります。

4月に入る少し手前。
ちょいと一息つけるようなイベントに、深呼吸をしにきてください。

Springtime Carnivore

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今年デビューしたアメリカの女性ソロプロジェクトSpringtime Carnivore。
今年の春にポルトガルのレーベルLebensstrasseから「Collectors」「Two Scars」を収録した7インチEPをリリース。
日本では、disk unionFLAKE RECORDSTHE STONE RECORDSなどの色んなレコード屋さんで取り扱ってます。
ノスタルジックな匂いたっぷりのサウンドとちょっと気怠いかんじで甘さのある歌声がとても魅力的。そして、どうやら匿名で活動しているようです。
今回は、彼女に少しだけお話を聞きました。



以下インタビューです。

Q 1.“Springtime Carnivore”というバンド名の由来は?

「前にコヨーテが横切るのを見たことがあるんだけどその時に、この名が頭に浮かんだの。」

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バッグスバニーのワイリー・コヨーテ氏


Q2.音楽を始めるきっかけは何ですか?あるいは、あなたの音楽のルーツを教えてください。

「すべてのポピュラーミュージックが大好きなの――1950年代のスパゲッティ・ウェスタン(イタリア製の西部劇を表す言葉。日本ではマカロニ・ウェスタンと呼ばれる。)やモータウンの他に、70年代にAMラジオで流れていた歌だったり、クラシックだったり…沢山!」


Q3.私は「Collectors」のミュージックビデオにとても惹かれたのですが、こういった映像を作る際に何か特徴などを持たせていたりしているのですか?

「視覚は歌の延長にあるべきと思っていて…。この作品は自然に写真をつなげていく手法で手掛けられた素晴らしいミュージックビデオで私のお気に入りなの。」


Springtime Carnivore :: Collectorsfrom Eddie O'KEEFEonVimeo.

ドラムのリズムとともに切り替えられてくノスタルジックな写真が素敵です。 最後のほうはドクロ多め。


Q4.お気に入りのアーティストを教えてください。

「現代のアーティストでいうと…ブラッドフォード・コックス(Atlas Sound/Deerhunter)。いつまでもずっと好きなのは、ジョニ・ミッチェル、ビーチボーイズ、ボブ・リンドになるわね。」


Q5. (私たちは日本人なのですが)日本の音楽について何か知っていたり、あるいは興味はありますか?

「日本のポップスも大好きよ。アメリカのものとは全然違う。」


Q6.Springtime Carnivoreの演奏を目にしたいと願っています。いつか日本にも来てライブをしてくれますか…?

「そんなの行きたくてたまらないわ。以前、東京と大阪へ行ったことがあるのだけど、猛烈に大好きになったの。」


Q7.最後に、ファンへメッセージをお願いします!

「はるばる遠く向こうの日本で聴いてくれてありがとう。あなたたちに会って実際にハグする時を待てない!」





今月に入ってから、新曲「Creature Feature」のMVも公開されていたりなんですが、覆面被った水着女子5人が気怠く踊るかんじがツボで好きです。

Springtime Carnivore - Creature Featurefrom Eddie O'KEEFEonVimeo.


【Springtime Carnivore】

bandcamp: http://springtimecarnivore.bandcamp.com
soundcloud: http://soundcloud.com/springtimecarnivore
facebook: http://www.facebook.com/SpringtimeCarnivore

(文・翻訳/kaori)