大掃除シーズンも近付き、見渡せば、間に合わせで購入した家具や小物で埋め尽くされている部屋。自宅で過ごす時間も増える冬場、自分で選んだ一点ものを置くことで、くつろぎ時間をランクアップさせてみてはどうだろう。そんなとき訪ねてみたいのが、骨董市。骨董店やアンティークショップに入店するのは緊張するという方でも、多くのブースが集まるイベントなら、ゆっくり品物を堪能できる。
今回は、今年で26回の開催を数える『横浜骨董ワールド』にお邪魔した。パシフィコ横浜のホールCで11月上旬に3日間行われた同イベント。ホール内に入ると、多くのお客様が自由にブースをめぐっていた。押し売りモードはまるでなく、並ぶ商品への自信がうかがえる。
そう話してくださったのは梅島商店の店主さん。確かにあちこちで外国語が飛び交い、インタビュー中も、台湾からお越しの骨董商の方が購入した骨董品をチェックしていた。
日本の古美術から、ポップなアメリカの商品看板まで、見ていて飽きないブースの数々。東京からお越しのご夫妻にお話を伺うと、今日はアンティークの絵皿を見に来たそうだ。美術品の買い付けから、普段使いの食器の購入まで、どんな目的でも楽しめるのが魅力だ。
そんななか、ふんわりと温かく光る照明に、虫のように吸い寄せられた筆者。南フランスやアメリカのアンティークランプを扱う、カンランシャの店主さんにもお話を伺うことができた。
では、アンティークを扱う楽しみはなんだろうか。
私たちが知らない時の流れを経て、この場所で出会える骨董品の数々。自宅に連れて帰れば、自宅で過ごす時間に深みを与えてくれそうだ。12月12日(金)~14日(日)には、大田区の平和島東京流通センターで「平和島全国古民具骨董まつり」という、国内最古の室内での骨董市が開催される。休日の楽しみに、さまざまな時代の一点ものを探してみてはどうだろう。
平和島全国古民具骨董まつり(2014年12月12日(金)~14日(日))
大田区平和島・東京流通センター(年5回開催)
HP:http://www.kottouichi.com/
次回開催:骨董ワールド(2015年5月8日(金)~10日(日))
パシフィコ横浜Cホール
HP:http://home.att.ne.jp/sigma/y-world/kottouworld/Home.html