気になる「高齢者見守りサービス」のいろいろ

離れて暮らす親の安否は、日々何かと気になるもの。とはいえ、一日に何度も連絡を取るわけにはいかないし……。そんな人にこそぜひ利用してほしいのが、さまざまな企業が展開する高齢者の見守りサービスだ。

まずご紹介するのは、ALSOKの『シルバーパック』。ホームセキュリティ(非常・火災)と見守りサービスが一体となった、警備会社ならではのプランだ。こちらの最大の特長は、緊急時にALSOKが現場へ駆けつけてくれるという点。
設置された住宅用火災警報器が異常を感知した場合や、『ペンダント型緊急ボタン』が押されたときに急行する。知らせるだけのサービスは数多いが、誰かが直接接してくれることは、遠方に住む家族にとって大きな安心となる。

こうした基本プランに加え、空間センサーと連動した『見守り情報配信サービス』などのオプションも見逃せない。携帯メールへのお知らせのタイミングは、見守る側のライフスタイルに合わせて、定期連絡(5～900分ごと)、定刻連絡、異常通知のみの3パターンから選べる。

「見守られる方は、自分に何かがあったとき、第三者ではなく、まずご家族に様子を知ってもらいたいという思いがあると思うんです。そのうえでご家族からの依頼があれば、すぐに警備員が現場へ駆けつけるサービスも有償で承っています。見守る側と見守られる方の両方に安心を提供していきたい。それが私たちの真意です」

こちらの基本料金は月々3706円(税込)。工事費・機器購入代金などの初期費用は一切不要だ。

このほか、東京ガスの『みまもーる』は、毎日のガスの利用状況をメールで配信。月額料987円(税込)で、家族の無事を確認することができる。
また、宅配給食サービスを行うワタミタクショクでは、希望に応じて、配達時の安否確認を実施。異変があった場合は、速やかに家族や指定の医療機関などに連絡をしてくれる。利用料は給食代のみというのもうれしいポイントだ。

遠くに居ても、家族の心はいつもそばに。いざという時に備えて、チェックしてみては?