【シェアmyイケア】寝室に“PAX”を置いて、半分ずつを夫婦それぞれのクローゼットに

IKEAのアイテムで、暮らしをもっと便利に快適にするヒントを紹介するシリーズ。今回は壁一面の収納を実現する“PAX(パックス)”シリーズを使って、夫婦の収納問題を解決したお宅をご紹介します。

■分散した衣類の収納を、寝室にすっきりとまとめたい

見満さんファミリーのお宅は、築20年、２LDK90平米というマンション物件。３年前に購入をしました。一昨年にお子様も誕生し、何かと物も増えてきたところで、収納の見直しが始まりました。もともとゆったりとした作りで、作り付けの収納スペースも豊富。物が収納しきれずにあふれるというようなことはなかったのですが、そのほとんどが廊下部分に集中しているため、動線があまりよくないのが悩みだったとか。特に衣類の収納が1カ所にまとまらず、玄関近くの収納、廊下の収納、寝室、客室に分散してしまっているのを、どうにかしたいと思っていたそうです。
特に使いにくかったのが寝室の収納。マンションによくあるタイプなのですが、「容量も中途半端だし、手前に開くタイプなのでスペースも問題」と奥様。そこで、寝室に大きなクローゼットが欲しいと提案をしたのは奥様でした。

「どうせ買うなら、イケアのパックスシリーズがいいなあとずっと思っていたのです。壁面いっぱいを無駄なく 収納スペースとして活かせるシステムは、ほかの家具にはないし、シンプルでおしゃれなデザインも気に入っていて…」と奥様。
でもご主人は、最初は反対だったそうです。「高さが236cmもあるし、妻は奥行きがあるものを欲しがっていたし、狭い寝室に入れたら圧迫感があるんじゃないかと心配していました。寝室は子どもが遊ぶスペースもある程度確保しておきたかったし。まあ、でも結局僕が折れる形になったのですが（笑）」

ご主人を説得して、パックスの購入へ。悩んだのはサイズでした。パックスは奥行は36、43、66cm、幅は50、150、200cmと選択して組み合わせることができます。奥行きは収納力のある66cmと決めたものの、奥様の希望通り壁面いっぱいを使うか、そうするならどのサイズを組み合わせると使いやすいか…。相談の結果、150cm幅のフレームを２つ入れ、半分ずつをそれぞれのクローゼットにしようということになりました。「最初は、ひとつのクローゼットを一緒に使おうと思っていました。分けて使う発想はなかったのですが、いっそそれぞれが好きにカスタマイズすれば…ということになりました。それは正解だったみたいです。それぞれ持っている服や小物の量に合わせて、棚板の位置や、収納用のオーガナイザー（komplement／コムプレメント）を選ぶことができましたたから」と、奥様は満足そうに話します。扉は開閉スペースをとらないガラスの引き戸タイプに決定。壁面にぴったりとおさまって、まるで作り付けのようなクローゼットが誕生しました。

■夫婦それぞれが使いやすいようにカスタマイズ

実は、「衣装持ちなのは主人のほう」と笑う奥様。おしゃれが大好きで、洋服を買うのが趣味と言ってもよいほど。時には奥様の洋服を買いに行くのにもつきあってアドバイスしてくれるそうです。ご主人は「最初はクローゼットなんて大げさな物はいらないと思っていたのですが、パックスを入れて、分散して収納していた洋服を１カ所で整理したら、自分が何を持っているかひと目で見渡せて、自分の持ち物を意識するようになりましたね。よけいな服を買わなくなって、無駄使いが減りましたよ（笑）」。その日着た服をしまう前にブラッシングするなど、衣類のメンテナンスもより一層楽しくなったそうです。

「パックスにしていちばん良かったのは、服や小物を探す時間が短くなったことですね。朝、子どもの保育園の支度をして、自分の身支度をするのは、ほんとうに慌ただしいのです。いつも何かを探してバタバタと焦っていたのですが、今はどこに何があるかがひと目でわかるので、そんなことがなくなりました。働く女性にとって整理されたクローゼットを持つことは、精神的にゆとりが持てていいですよ。洋服のコーディネートもしやすいし、着る服、着ない服もはっきりとわかりますし。主人を説得してパックスを買ってよかったと思っています」

ご夫妻で、150cm幅のパックスをひとつずつカスタマイズして使うという選択をした見満さんご夫妻。今後は、棚板の位置を変えたり、追加をして、さらに使いやすいように思案中だそう。「使いながら変えていけるのも、パックスのいいところですね」
衣替えの季節ももうすぐ。スペースや持ち物に合わせてカスタマイズできるパックスで、衣類の整理整頓をしてみてはいかがでしょうか。

＜写真付きの元記事を読む＞http://sharespace.jp/visitreport/life120425.shtml