端午の節句と言えば、兜(かぶと)飾り。かつては床の間に飾られているのが一般的だったが、住まいのタイプによってはどこに置けばいいのか迷うことも多いのでは? 特にマンションではどの場所がふさわしいか迷いながら、なんとなく適当に置いている…という人も多いかもしれない。
そこで、東京・浅草橋にある、江戸時代から続く人形専門店・株式会社久月(http://www.kyugetsu.com/)の専務・横山久俊さんに、飾るのにふさわしい場所や、出す時期、しまう時期などについて伺った。
なお、久月では毛氈のみの販売も行っているそうだ。色あせてしまった場合には、これだけでも替えて飾ると気分よくお節句を迎えられるはず。ところで、兜飾りは見た目からして高級そうなイメージがあるが、大体どのぐらいの価格のものが人気なのだろうか?
決して安い買い物ではないが、度々買い替えることもないもの。子どもの成長と健康を考えれば納得の値段だ。そういえば、3月のひな祭りでは、おひな様を早くしまわないと婚期が遅れるといわれているが、兜飾りはどうなのだろうか。
お子さんのいる家庭に限らず、せっかくの兜飾りを押入れに眠らせていた方も、今年はぜひ新しい毛氈の上に飾り、柏餅を食べながら季節感を味わうのはいかがだろか。