住まいの雑学
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2014年5月2日 (金)

高層マンションでも泳がせたい! 最近のマンション鯉のぼり事情

鯉のぼりで喜ぶ子どもの笑顔は最高です(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

こどもの日といえば、色とりどりの大きな鯉のぼりが五月晴れの空を泳いでいるイメージが強い。集合住宅の多い都心では、マンションのベランダにかわいらしい鯉のぼりが泳ぐ姿をよく目にする。

そこで今回は、ひな人形や羽子板などでもおなじみの株式会社久月(http://www.kyugetsu.com/)の専務・横山久俊さんに、マンション住まいの方々にふさわしい鯉のぼりや、選ぶときの注意点などを聞いてみた。

「マンションに住んでいる方が選ぶのは、ベランダに取り付けるタイプのものですね。価格帯は3万円~7万円が主流で、お孫さんのためにおじいさまやおばあさまが購入されていきます。大きさとしては、一番上の吹き流しが1.5~2mのものが多く出ています」

やはりベランダに設置するタイプが多いようだ。最近は高層マンションなどベランダに設置できない場合のために、室内に飾るタイプの鯉のぼりも増えているのだとか?

「5階、6階ぐらいだと、ベランダに取り付けで問題ないのですが、超高層マンションの場合、上空の風が強いためにポールが折れることがあるんです。そこでつくられたのが、室内用のものです。飾り台がついた『すこやか鯉』は高さ154センチで、家の中に手軽に置くことができます。また、上からつるすタイプの『室内用鯉幟 久月四神鯉物語』は『室内用』となっていますが、つるす場所があれば、外に飾ることも可能です」

マンションの階数や風の強さによっては室内用のほうがよい場合もあるため、久月ではお客様の住まいの環境を聞いてアドバイスしているとのこと。高層マンションに住んでいる人はお店の方と相談のうえ、選んだほうがよさそうだ。

最後に、飾るうえでの注意点を聞いてみた。

「天候がいい日はよいのですが、雨の日にそのまま出しておくと傷んでしまいます。その点に気を付けて、鯉のぼりが泳ぐ姿を楽しんでいただければと思います」

昔と形が変わろうとも、それぞれの家庭が子どもの出世と健康を願う気持ちは変わらないはず。住まいの変化に合わせて、鯉のぼりもさまざまなタイプを検討してみてはいかがだろうか。

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