本気で漫画家になりたい若者を支援する「トキワ荘プロジェクト」という取り組みをご存じだろうか? 2006年8月から始まったこの活動は、漫画家人材の育成のために、低家賃シェアハウスを漫画家の卵に提供するプロジェクトだ。これまで延べ350名以上に住居提供などを支援し、45名が漫画家デビューをしている。
そこで今回は、このトキワ荘プロジェクトを運営するNPO法人NEWVERYの代表菊池さんにお話を伺ったのでご紹介したい。
現在トキワ荘プロジェクトではどんな地域に物件があるのでしょう?
1軒のみならず、各地に物件があったとは。そんなトキワ荘プロジェクトならではの取り組みを教えていただいた。
盛りだくさんな取り組みを行うトキワ荘プロジェクトだが、“本気で漫画家になりたい!”と考える方に入居してもらうため、こちらの3つを最低入居条件としている。
1. 本気でプロ漫画家を目指している方 (最低条件として作品を1本以上仕上げた経験がある方)
2. 共同生活ができる方
3. 家賃を払える方
すでにデビューしている人や、連載経験のある人も入居可能で、原則として高卒以上〜30歳ぐらいまでの人が対象となるようだ。
入居者のデビューへの足掛かりづくりとして、漫画やアシスタントの仕事紹介なども多数行われている。本気で漫画家を目指せる環境に身を置くことは、夢を叶えるベストな選択といえそうだ。