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放っておくと死ぬことも? 決して侮れないインフルエンザ

 いよいよ本格的なインフルエンザシーズンに突入。予防接種はもちろん、手洗いやうがいといった感染予防など、様々な対策が必要となるが、まずはインフルエンザに関する正確な情報を知っておくことが重要。意外と知らないインフルエンザについての素朴な疑問を、日本臨床内科医会でインフルエンザの研究をしている医師の廣津伸夫さんに答えてもらいました。

【質問】
 一度かかるともうかからないって本当?

【回答】
「同じ型のインフルエンザはワンシーズンのうちに再び感染することはありません。ウイルスはシーズンごとに姿を変えるので、前シーズンにかかったからといって油断は禁物です」

【質問】
 健康な人はかからないのですか?

【回答】
「基本的に健康な人はかかりにくいといえますが、いくら健康でも多量のウイルスを排出している人からうつることもあるので、注意が必要です。また、健康を害している人はかかりやすくなっているため、インフルエンザシーズンには、普段以上に体調管理に気をつけましょう」

【質問】
 インフルエンザを放っておくとどうなるの?

【回答】
「治療が遅れると肺炎になり死に至ることもあります。昨シーズンにアメリカなどで死亡者が多かったのは、治療が遅れたため。本人にとって取り返しのつかない事態になるだけでなく、周囲への感染拡大の危険もあるので、早めの治療が必須」

【質問】
 うつらないためにはどうすれば?

【回答】
「人込みに行くときは、マスクは必ず着けること。せきをしている人からは離れましょう。手洗い、うがいは普段から習慣にしておくのがいいですね」

※女性セブン2011年2月3日号

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