寒い冬の夜こそ、お風呂でぽかぽか温まりたいもの。でも、もしその浴室が寒かったらさぞや辛いだろう。とりわけ築年数のたった家では、浴室が家の北側に配置されていることが多いために冷えやすいという。
近年、高齢者が暖かい部屋から寒い浴室に入ることで心臓に負担がかかり、突然死してしまう「ヒートショック」が話題になっているが、お酒を呑んだ後に入浴する人や、肥満ぎみの人もヒートショックの影響を受けやすいそうである。
しかし、浴室暖房をつけたり、二重窓にする工事をするのはかなりお金がかかってしまいそう。あまりお金をかけずに浴室を温められる方法をネットで集めてみた。
まず、窓や壁、床から冷気が伝わるのを防ぐことが大切なようだ。
「窓にカーテンレールと短いシャワーカーテンをつけた」
「窓にプチプチや断熱シートを貼り、さらに隙間用テープを隙間に貼る」
「壁や窓に、ホームセンターで売っている断熱材を貼る」
「壁にはシャワーカーテンをすべての面につける」
「浴室洗い場にマットを敷き詰めた。すのこより効果あった」
「床は畳がいいですぜ、防水のお風呂用の畳が市販されてます」
なるほど。いろいろな知恵や工夫があるものだ。続いてお湯を張る際のワザはこちら。
「ストーブで浴室を温めておいてから湯を張る」
「入る前にお風呂掃除をするときに熱いお湯で洗う」
「湯を張るときに、半分カラン、半分シャワーの中間位置で両方湯を出すとシャワーの蒸気で室内が温まる。その分、お湯の温度を上げる」
「給湯は高いところからのシャワーでセットすると、空気が温められて浴室がほかほかに」
「入る前にシャワーの温度を最高にして流しておく」
「湯が沸けば浴槽の蓋をめくってしばらく放置しておく」
そして最後に入浴中のワザをご紹介。
「洗いながら熱めのお湯をシャワーで床に流し続ける」
「湯船から上がる度に60度のお湯を壁にかけて暖める」
「入浴中の換気扇は必ず止める」
「一番の効果は追い焚きをしながら入る」
多種多様な方法があり、どれもすぐできそうなものばかり。何はともあれ、寒い時期はまだまだ続く。風邪をひかないように、暖かいお風呂で十分に体を温めたいものだ。