8月にサッカー日本代表監督に就任したアギーレ氏が危機的状況に陥っている。スペイン1部リーグ監督時代の八百長疑惑が追及され、現地メディアでは起訴される見込みと報じられているのだ。
もしも本当に起訴されたならば、更迭となる可能性も否定できないわけだが、その場合アギーレ監督に支払われる推定年俸2億円(2年契約)といわれるギャラはどうなるのか。
「代表監督の契約は複雑で、事実上4年間の契約を前提とする形式だといわれている。通常ならアギーレ側に過失がある場合は契約期間途中でも残りを支払わないが、4年で10億円というアギーレ側の要求を協会が値切った経緯があるとされ、細かい条件ではアギーレ側に有利である可能性がある」(スポーツライター・杉山茂樹氏)
監督就任4か月で暗礁に乗り上げた上に数億円をドブに捨てるのでは協会のサイフを支える全国のサッカー少年に土下座しなければ許されない話だが、協会は契約内容について「仮定の話には答えられない」の一点張り。
さらに今回の騒動については「協会内で原専務理事に批判的な勢力が疑惑を煽っているのでは」(前出・杉山氏)との見方もある。どっちにしろ土下座が必要か。
※週刊ポスト2014年12月19日号