東京23区をはじめ千葉・埼玉にまでまたがって、9路線が走る東京メトロは全142駅。先日は「東京メトロ沿線の家賃相場が安い駅ランキングTOP20」を発表したが(https://suumo.jp/journal/2014/11/25/73743/)、今回は5万円以下の物件数を調査。駅から徒歩10分以内にある、5万円以下のワンルーム物件が多い駅はどこか?ランキングをチェック!
全142駅のうち5万円以下の物件数が最も多かったのは、千葉県に位置する東西線・南行徳駅。前回の家賃相場が安い駅ランキングでも1位になっていた。この南行徳駅から、中野方面へ1駅で4位の浦安駅、2駅行くと10位の葛西駅。反対方向の西船橋方面へ1駅進むと、9位の行徳駅という順に並んでいる。
4つの駅のなかでも、快速列車が停車する4位の浦安駅は特に駅周辺が栄えており、スーパーや商店街、銀行といった生活に必要な施設がそろっている。東西線の地上を走る区間に位置し、駅高架下には飲食街も。また駅から徒歩約3分の「浦安魚市場」は一般客も特価で魚1匹から購入でき、毎月第1土日は大売出しもある庶民の味方だ。
6位の東西線・中野駅、7位の丸ノ内線・荻窪駅は、東京メトロに加えてJRの中央線(快速)と中央・総武線(各駅停車)を利用できる点が魅力。JR中央・総武線(各駅停車)は東京メトロ東西線と相互直通運転されている。つまり7位の荻窪駅は、JRを利用すると乗り換えなしで東西線に入れるのだ。そんな交通の便に優れた荻窪は駅ビルが「ルミネ」になっている。駅周辺はにぎやかな商店街で飲食店にも事欠かず、なかでも老舗から新興までラーメン店が多いので食べ比べる楽しみもある。
5位と8位には副都心線・有楽町線が乗り入れる駅がランクイン。2つの駅は隣り合い、5位の地下鉄成増駅は東武東上線・成増駅に、8位の地下鉄赤塚駅は東武東上線・下赤塚駅に、それぞれ乗り換えることができる。両駅とも周辺は住宅街で、スーパーや昔ながらの商店街があり生活しやすい環境だ。また両駅より各15分ほど歩くと板橋区立の「赤塚植物園」がある。広さ約1haの園内は約600品種の樹木や草花に彩られ、水辺の散策路やのんびりできる芝生広場も。入園無料なので、気軽に行ける休日の憩いの場となりそうだ。
賃貸物件を探すとき、「便利さをとるか、安さをとるか」という2択で悩みがち。だけど今回ランクインした駅は、都心につながる東京メトロが使える便利さも、5万円以下のリーズナブルな物件も兼ね備えたエリア。物件数が多いため選択肢が多彩で、希望の住まいに出合えるチャンスも大きいはず。まずはどんな物件があるか、チェックしてみては。