住まいの雑学
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2012年5月2日 (水)

格安Jet star国内線就航! “平日東京、週末沖縄”ライフの予算は?

飛行機での移動は新幹線より割高であるというイメージは、過去のものになるのかもしれない。国内航空路線に新規参入する格安航空会社(LCC)「ジェットスター・ジャパン」が、4月17日より航空券の発売を開始した。7月3日の成田-新千歳、福岡線を皮切りに、国内6路線を就航させる予定とのこと。

ジェットスター国内線では、東京(成田)-大阪(関西)が大人片道3990円から、東京(成田)-沖縄(那覇)であれば6990円からの航空券購入が可能である。運賃は12段階に分かれており、購入が早いか残り座席数が多いほど安くなる仕組みだ。

海外に気軽に行ける時代とはいえ、言語や食事や文化の壁がゼロに等しく、心ゆくまでリラックスできる国内旅行の人気は根強い。ジェットスターの国内路線への参入が、低価格志向の消費者を一気に取り込み、運輸・交通や旅行業界の勢力図に大きな変化が生まれることも予測されている。

このような格安航空会社の台頭によって、業界の勢力図だけでなく、私たちのライフスタイルが一新する可能性もあるのではないだろうか。大手航空会社の正規運賃の5分の1の価格ともなれば、もはや飛行機の利用は旅行や出張だけにとどまらず、“ちょっと隣町まで買い物に行く”くらいの感覚で利用する人が増えてもおかしくはない。“平日は東京で働き、毎週末は沖縄で快適なリゾートライフを送る”なんていう生活も夢ではなくなるかも。

就航開始して最初の週末をモデルに試算してみよう。
7月14日の成田-那覇間の現在の運賃は1万6990円、翌日7月15日の帰りの便が1万990円、合計2万7980円。これを単純に4倍した金額と、沖縄にある格安のワンルームマンション代2万6000円を足すと、13万7920円。つまり1カ月13万7920円を今の生活費にプラスすると「毎週末沖縄生活」が実現できるということに。

結局のところ、自分や同伴者のニーズを見極める必要はあるが、確実に言えるのは、LCCの進出により従来では考えられなかった交通手段の選択が現実のものとなり、より多様な暮らし方を私たちは得るということだ。

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