読書をしたいけど時間がない。買ったはいいものの、内容が分かりづらくて断念した。そんな経験はないだろうか。このままでは今年も“食欲だけの秋”になってしまう……。
そんなとき、本を参加者と一緒に読み進めるイベントがあると耳にし、某日朝7:50、六本木ヒルズ付近のビルの一室を訪ねた。その活動は『ツンドクブ』という会が行っているらしい。会を主宰する、部長の松岡亜樹さんにお話を伺うことができた。
まず、『ツンドクブ』はどんなきっかけで生まれたのだろうか。
松岡さんは自身のもつ『リーディング・ファシリテーター』というスキルを活かし、ツンドクブを立ち上げた。
松岡さんの熱い思いと、ゆるめのスタンスで続けられているツンドクブ。私が参加した朝の読書会は、最初に松岡さんから本の読み方についてレクチャーがあり、そのあとは自分に“その本を手に取った目的”を問いかけながらじっくりと読書。最後は参加者のアウトプットという流れでちょうど1時間。朝から目的意識をもって本を読み、頭をフル回転させて自分の考えを発表するのは新鮮な体験だった。
最後に、参加者の方の声や松岡さんがツンドクブで得られたものを伺った。
ツンドクブには、六本木界隈以外の方も参加できる。朝や夜の活動で読書のコツをつかんで、この秋こそ、本を読みこなしたい。