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榎並 紀行(やじろべえ)
2012年9月7日 (金)

「家具家電付き」賃貸住宅はどれくらいおトク?

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Photo: iStockphoto / thinkstock

秋の引越しシーズンに向け、初めてのひとり暮らしを計画している人も多いだろう。ただ、独立には何かとお金がかかる。敷金・礼金などの初期費用、引越し代に加え、家具・家電を買いそろえる費用もバカにならない。そんな引越しビギナーの強い味方となってくれるのが、おトクな「家具・家電付き賃貸住宅」だ。

■「家具・家電付き」+お得なキャンペーンで初期費用がグっと軽くなる

まず、家具・家電付きサービスの先駆けといえば「レオパレス21」。同社が取り扱う物件は月々払いの賃貸契約のほか、最短30日から部屋を借りられる「短期プラン」もあり、目的に応じて借り方が選べる。うれしいことに、そのほとんどが家具・家電付きだ。
部屋に設置されているのはテレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、テーブル、ベッド、カーテン。入居したその日から不自由なく暮らせるだけの設備がそろう。さらにインターネット回線の設備もあるため、面倒なプロバイダ契約をすることなく、月額(または30日あたり)1600円でネットが使い放題となる(※家賃の支払いを口座振替にした場合に限る)。ちなみに、もし家具が壊れてしまっても、無料で修理または取り替えに応じてくれるオプションサービスもあるので安心だ。

入居したその日から何不自由なく暮らせる

加えて、レオパレス独自のお得なキャンペーンを使えばさらに初期費用を抑えることも可能。なかでもおトクなのが敷金、礼金、前家賃のほか、鍵の交換費も無料になる「トリプルゼロ」。家具・家電付きサービスと併用できる物件も多いのでチェックしてみよう。

■手軽に引越しできておトクな「進化したスーパー君」

お次は札幌から福岡まで豊富な賃貸物件情報を取り扱う「ミニミニ」。これまでにも学生や単身者向けの物件を展開してきた同社は現在、家具・家電付きの『進化したスーパー君』を展開している。敷金・礼金がゼロになる『スーパー君』に、新生活に必要な家具・家電がセットになったおトクなサービスだ。備え付けられる家具は例えば、カーテン、液晶テレビ、テレビボード、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、デスク&チェア、ひとりがけソファ、ローテーブル、掃除機など(※部屋のタイプにより設置品が異なる場合あり)。これだけの家具・家電がひととおりそろい、そのうえ敷金・礼金もタダとなればかなりの初期費用が浮くことになる。

ミニミニインテリアコーディネーターの牧野恵子さんによれば「引越しをするとなると家具を部屋の広さに合わせて買い替えたり、手持ちの家具の大きさに合わせて部屋を選ぶ必要がありますが、このサービスを使えばそんな心配はいりません。お金の節約はもちろん、家具を選びに行く手間・時間も短縮できます。また、初めてのひとり暮らしだと、家具を自分で選ぶのも難しいものですが『進化したスーパー君』では、専任コーディネーターが全体の統一感を考えて家具を選んでいるのでオシャレです」とのこと。
確かに、必要最小限のインテリアをバランスよく配した部屋はどれもオシャレなものばかり。ナチュラルテイストやシンプルモダンなど、エリアの客層、部屋のイメージに合わせてコーディネートしているという。

プロが手掛けたオシャレな部屋に住める

現在、同サービスは愛知を中心とした中部、仙台、関東、長野、福岡などで展開。今後さらにエリアと物件数を増やしていく予定だ。

このように、家具・家電付き賃貸なら数十万円規模のコストカットが可能。これだけの初期費用が浮けば、例えばベッドだけは一点豪華主義的に高級なものを買ったり、可愛いインテリア小物を買い漁ったり、部屋のグレードアップに回すこともできる。
独立直後にリッチな一人暮らしを謳歌するためにも、家具・家電付き、オススメです。

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