住まいの雑学
野村和幸/企画・エフェクト
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2015年4月4日 (土)

PM2.5・黄砂対策! 大気汚染の状況が一目で分かる便利サイト

環境省の大気汚染対策・そらまめ君&黄砂ライダー、知ってた?(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

特にここ数年、日本でも大きな環境問題となっている大気汚染。中国からやってくるPM2.5や黄砂などは、人への健康被害も少なくないだけに心配している人も多いはず。

目に見えないものだけに、いま現在どれほどの有害物質が大気に含まれているか分からないのも不安要因のひとつだろう。ということで、自分が住んでいる地域の有害物質情報が速報値で分かるサイトがあるので、ご紹介したい。

■そらまめ君(環境省)

環境省大気汚染物質広域監視システムを使い、全国の大気汚染状況について24時間情報提供しているサイト。

監視システムはPM2.5はもちろん、二酸化硫黄や一酸化窒素など7種類の大気汚染物質を測定している。大気汚染物質の濃度に加え、風速や気温の速報値も表示することができる。

全国各地に測定局が配置されているため、自分が住んでいる地域の大気汚染物質情報が一目で分かるようになっているので便利だ。

ちなみにサイト名の“そらまめ君”とは、”空をマメに監視している”ことに由来。そらまめをモチーフにした、なんとも可愛らしいキャラクターも一見の価値あり。

■黄砂ライダー(環境省)

こちらは、目で見ただけでは分からない黄砂や粒子状物質を区別し、リアルタイムで観測結果を公開しているサイト。

レーザー光を用いたレーダーで黄砂を計測する、「ライダー」という装置を使っている。

黄砂の濃度は円柱グラフで表示されている。浮遊粒子状物質(SPM)濃度が環境基準を超え、地上付近の黄砂がやや多いとき、グラフと共にパンダのキャラクターが出現。黄砂が多く飛来している箇所を、一目で確認できるのもうれしい。

使われているキャラクターはパンダをモチーフにしたもの。そらまめ君同様、こちらの可愛らしいキャラクターにも注目だ。

大気汚染は、人体にも影響するシリアスな問題だが、両サイトとも生活のなかで日常的に気軽にチェックできるよう、親しみやすいキャラクターを登場させているのが大きな特徴だ。飛来状況が分かれば、屋外での運動を控えたり、マスクを着用したりと事前に対策をとれる。外出する機会も多くなるこれからのシーズン、上手に活用してしっかり対策をとってみてはいかがだろう。

・そらまめ君
HP:http://soramame.taiki.go.jp/
・黄砂ライダー
HP:http://soramame.taiki.go.jp/dss/kosa/
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