間もなく訪れるジメジメした梅雨。そんなレインシーズンを前に大掃除をしておくと、カビの繁殖を抑えられるなどメリットが多いことをご存じだろうか?
大掃除といえば、日本では年末に行うのが一般的だが、真冬の寒い時期では、外に出ての掃除は体も冷えるし、空気を入れ替えるために窓を開けるのも辛いもの。しかし過ごしやい今の時期なら水を使っても苦にならず、気持ちよく掃除ができる。欧米には“スプリング・クリーニング”という言葉があるほど、春から初夏にかけての大掃除が普及しているのだそう。
さて、日本は今まさにカビが繁殖しやすい梅雨目前。この時期には、年末に手が回らなかった場所を掃除したり、水まわりを掃除してカビ対策をするのがオススメだ。特に湿度が高くカビの温床になりやすい浴室の排水溝や洗濯機の洗濯槽をしっかり除菌しておけば、ほかの場所に広がりにくい。また、冷蔵庫の掃除も念入りに行いたいところ。梅雨とともに多発する食中毒に備え、庫内もしっかり汚れを落とし除菌しておけば安心だ。
春の大掃除のポイントについて、YOMIURI ONLINEの「梅雨入り前 春の大掃除」という記事では以下のように紹介されている。
・網戸の清掃に合わせ、窓ぶきやカーテンの洗濯も行うと効果的
・網戸の裏側に新聞紙を貼って掃除機をかけると、ホコリを取りやすい
・クローゼットや靴箱では、衣類や靴のカビをチェック。一つでもカビが生えていると、梅雨時に広がるおそれも
・浴室では、あらかじめ皮脂汚れなどを落とし、乾燥した後でカビ取りを
・台所では食品類の賞味期限を確かめる。東日本大震災後、備蓄用に買ったものも要点検
このように年に2回の大掃除を習慣にすれば、1回の負担をぐんと軽くすることができる。また、負担が軽くなった分今まで手付かずだった場所も掃除することで、さらに家の中がきれいになって一石二鳥。うっとうしい梅雨をすっきり清潔な部屋で迎えてみてはいかがだろうか。