スポーツ

ソフトバンクの背番号30 「鶴岡」専用ナンバーのジンクス

 プロ野球界に「呪いの背番号」が存在するのをご存知だろうか。たとえば、ソフトバンクの背番号「30」も、そのひとつ。野球カード製作兼ライターで、背番号に詳しいしゅりんぷ池田氏が語る。

「もともと30は、東京六大学野球などでは監督の背番号として知られ、ソフトバンクの前身・南海では長らく、鶴岡一人監督の背番号でした」

 その鶴岡監督が退いた後、14年の空白期間を経て、選手に渡ると、なぜか活躍できないというジンクスが生まれてしまった。

「最初は台湾から南海に入団した高英傑が付けましたが、外国人枠のために一軍登録されない日々が続いた。その後を継いだ大塚義樹、内田強、内之倉隆志も振るわなかった」(同前)

 その中で唯一、“呪い”に負けなかったのが長谷川勇也。2009年にはリーグ4位の高打率を残して、クリーンアップに定着した。ただこの後、背番号の変更を直訴し、結局「30」は、武田翔太に継承されている。その武田は、ルーキーイヤーこそ8勝を挙げて新人王を争ったが、今季は4勝止まりで最多与四球の“タイトル”まで獲ってしまい、再び不吉な予感が……。

 なぜ長谷川だけジンクスを打破できたのかは不明。あえてこじつけるなら、彼が山形県鶴岡市出身であることか。「ホークスの30はあくまで“鶴岡”のもの」……そう考えると、日本ハムから移籍してきた鶴岡慎也にこの番号を与えれば、大化けするかも!?

※週刊ポスト2013年12月13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン