見学に活用できるiPhoneアプリ　5

すっかり普及してきたiPhone。便利なアプリも数多く登場しており、なかには住まい探しに使えそうなアプリも。iPhoneは部屋探しの便利ツールとなれるのか？　物件の見学時に使えそうな５つのアプリを試してみた。

エリアや駅、現在地から物件探しができる

●SUUMO for iPhone
お約束だが、まずは「SUUMO」のアプリから。住所や沿線、駅から絞り込んで物件を検索できるほか、GPS機能を使って現在地からも探せるのがうれしい。
偶然出かけた街が気に入って、「この街に住みたい！」と思ったときも、すぐに近くの物件を見つけることができる。間取りや築年数などの基本項目はもちろん、「バス・トイレ別」、「ペット相談可」「分譲賃貸」「宅配ボックスあり」といった細かい条件でも絞り込みが可能。いつでもどこでも、思い立ったときにすぐ住まい探しができるアプリだ。

『SUUMO』（無料）　開発: リクルート
http://itunes.apple.com/jp/app/suumo/id359578668

カテゴリーごとに店名リストと現在地との距離が示される

●AroundMe
住まい探しでは、商業施設や飲食店が近くにあるかどうかも重要なポイント。このアプリはGPS機能を利用して、近辺にあるレストランやカフェ、スーパーマーケット、病院、薬局、銀行などを探してくれるというもの。詳細画面ではマップで施設の場所が表示され、そのまま情報をメールしたり、現在地からのルートを調べたり、twitterに投稿したりできる。
ただし、施設や場所によっては若干情報が古いせいか、検索結果に出てこないことがあるのが難点。今のカテゴリーにはない、コンビニや書店などの情報も欲しいところだ。

『AroundMe』（無料）　開発: Tweakersoft
http://itunes.apple.com/jp/app/aroundme/id290051590

画面を2本指でタップすると線が表示されるので、端をドラッグして場所を合わせる メニューは英語だが慣れれば操作は簡単

●My Measures & Dimensions
写真上に長さをメモできるアプリ。使い方は、まず部屋の内観や家具を置きたい場所などを撮影し、アプリ上でその写真を選択。画面をタップして線を書き入れ、長さを入力する。線の種類や色、長さの単位は選択可能だ。作成した写真はメールで送信したり、アルバムに保存できるので、引越した後に家具やカーテンを買いにいくときにも活用できる。
部屋のいろいろな場所を計って保存しておけば、買った家具の寸法が合わなくて困った！なんてこともなくなりそうだ。

『My Measures & Dimensions』（\\600）　開発: SIS software
http://itunes.apple.com/jp/app/my-measures-dimensions/id325962257

撮影時に注意点が表示されるなど、ガイダンスは丁寧

●RoomRuler
写真を撮るだけで、写っている部屋や家具の寸法を測れるというアプリ。
「My Measures & Dimensions」が、撮った写真に自分で測った数値を書き込むのに対し、こちらは写真の測りたい部分に線を引くだけで、自動的に寸法を測ってくれる。測定する前に自分の身長を入力し、キャリブレーション作業を行う。これをしないと、精度が下がってしまうので注意。撮る際も、iPhoneの傾きやiPhoneと顔の近づき具合で測定結果に誤差が出てしまう。正確に測るにはかなり慣れが必要なアプリだが、手元にメジャーがない場合には役立ちそうだ。

『RoomRuler』（\\450）　開発: Shusaku Co.,Ltd.
http://itunes.apple.com/jp/app/roomruler/id397952981

契約時に払う金額の合計もすぐに計算できる

●賃料計算機
家賃に加えて敷金や礼金、仲介手数料、管理費などなど、引越しには何かとお金がかかるもの。少しでもお得な物件を選ぶには、月々の家賃だけでなく初期費用も含めて比較する必要がある。
そこで便利なのがこのアプリ。敷金、礼金、仲介手数料、共益費などを入力していくと、かかるコストを自動的に計算してくれる。住む期間を設定しておけば、敷金、礼金といった初期費用に、期間分の家賃の合計を足したトータルの費用が一目で分かる。金額で迷ったときはこのアプリを使って、トータルコストを比べてみるといいだろう。

『賃料計算機』（無料）　開発:イチイ
http://itunes.apple.com/jp/app/id385498258