4月28日、人気マンガを原作とした映画『テルマエ・ロマエ』の上映がスタートする。阿部寛が演じる古代ローマ時代の浴場設計技師が、現代の日本へタイムスリップするこの物語。コミカルに描かれたローマと日本の風呂文化の違いをはじめ、ヒロイン役である上戸彩の入浴シーンなども楽しみな作品だ。
そんなお風呂をテーマとした映画が大きな話題をよぶほど、風呂文化が根付いている日本。気が向いたときに、ザバーッと浴槽に浸かりたいと思う人がほとんどだろう。しかし風呂なし物件もあることだし、みんながみんなお風呂への欲求が満たされているわけではない。
あの女性お笑いコンビたんぽぽの川村エミコも、風呂なし生活をしていたとの噂が…。そこでネット上で調べてみると、不動産・住宅サイト「MSN不動産」にてこんな記事がアップされていた。
「前に住んでいた家が住宅街の白金にあるのに風呂がない『フロガネーゼ』物件だったので、次に引越すときはお風呂のある家と決めていました。なので、不動産屋さんには風呂ありで、コレクションしているこけしが映えるような畳がある家とオーダーしたんですよ。20軒以上内見して、紺色のタイルがレトロなお風呂に一目ぼれ。今、お風呂タイムはオレンジジュースを飲みながら湯船に浸かってセレブ気分ですよ」
半年前までは金銭面の問題で、泣く泣くフロガネーゼ生活をおくっていたが、本当は大の風呂好きのようだ。
また「風呂なし」とのキーワードでTwitterのつぶやきを調べてみても、こんなコメントがずらり。
「お風呂なし生活2カ月はきつすぎるー!」
「温泉があって風呂なしだったら我慢できるけどね。」
「お風呂がなければこの世は闇よ。」
風呂に入るのが面倒という方はいても、風呂なし生活でも大丈夫という方はゼロだった。
かなりの頻度で浴槽に浸かる日本の風呂文化。ここまで風呂好きな国民性は世界的にも珍しいといわれており、もはやアイデンティティといっても過言ではない。
そんな風呂を題材とした映画『テルマエ・ロマエ』を観て、温かい湯船に入れる素晴らしさを、あらためて感じてみてはいかが。